スポーツ撮影にアクションカメラInsta360 One Rを強力におススメする理由
スノーボードやスケートボード、フリースタイルフットボール、ダンス等、迫力のある映像を撮りたいと思い、アクションカメラを検討したことがある方であれば、Insta360というカメラの存在をご存じの方も多いのではないでしょうか。
その名が示す通り、360撮れるカメラで、全天球な画角や、超魚眼、人が分身するトリック映像など、簡単に作成出来ることが取り上げられることが多いですが、通常のアクションカメラとしてかなり秀逸で、後半に話すデメリットを許容できればスポーツ撮影に強力にオススメ出来る一品なのです。
ではいったい、どこが良いのか?まずはメリットから解説します!
Insta360で撮影するメリット
1、360度 撮れているので撮り漏れがない!
もうこれはいわずもがなですが、レンズが両面についていて全方向を完全に記録しています。
頑張って撮ったら、頭より上が映ってなかった、肝心の技が撮れていなかった・・ということがほぼ無くなります!
先日一緒に練習していた息子が僕が自分の技の撮影をするためにInsta360を地面に置いて撮影していたところ、近くで新技が決まったらしく、家で録画したのを見せろというので僕と反対側の映像をチェックしたらしっかり映っていました(笑)もちろん遠くだったので、狙ってとったものとは異なりますがこんなこともあり得るのです。
後は、成功して周りが拍手してくれてたりしたとき、そんなシーンも一緒に記録できちゃいます。
2、6軸ジャイロで適当に撮っても水平が保たれる
これがかなり楽ちんです。棒の先に着けたInsta360を頭上高くから地面スレスレまで移動させても常に水平が保たれた映像が撮影できるんです。あとの編集のやり方によってはドローンで撮影したかのような映像に見せることも可能です!
ジンバルで撮ったかのような安定した映像はみててほんとに気持ちいいです!
3、後から画角を調整できる
1でも話しましたが、切り出す場所を調整できます。なので、例えばハウツー映像を作ろうってなった場合体全体の引きの映像から手元や足元UP等自由自在に加工が可能です。
アプリの使い方に慣れればそれほど苦も無く簡単に作業できます。
4、置き撮りで追い撮り風
これもこれまでと同じような話になるかもですが、僕は多用しているので参考でご紹介します。
地面にInsta360を置いてその周りでいろんな技を繰り出すとするじゃないですか、通常のカメラだと画角固定だと思いますが、常に被写体を中心に置いて追いかけているように見せることができます。一人で練習している映像でも誰かに撮影してもらった風に見せることができます!
僕のInstagramにはそうやって撮影したどうががたくさんあるので良かったらチェックしてみてください!
置き撮りっぽいけど動いてるよねっていう動画はたいていコレで撮影しています。
5、InstagramリールやTikTokの縦画像に簡単に対応できる
最近は縦動画が流行ってますよね
スマホで撮った映像であればそのままUP出来ますが、もっと迫力ある映像を!と思うと、アクションカメラで撮影した映像を加工してからUPとかになると思いますが、Insta360のアプリなら、書き出すときに簡単に9:16の縦比率動画を作成可能です!
ということで、ここまでだとかなりイイって感じなのですが、デメリットも当然あります。
半年ほど使って感じたデメリットは・・・
デメリット
ファイルサイズ
ファイルサイズが異常に大きく、管理データも一緒に作られるので、1動画で3つファイルが作られている。そのため保存や管理が面倒。僕は必要部分を書き出した後に破棄してます。
書き出し作業
どの部分を書き出して使うのかアプリ上で作業が必要です。これが、このカメラの楽しみだったりもしますが、こういうのが面倒な方には苦痛な作業かもしれません。
また、スマホでも簡単な作業は出来るので、加工後そのままSNSにUPとかできますが、細かい調整はPCでやったほうが楽ちんです。なので、いったんPCに取り込んで専用アプリで必要な部分を書き出す。という作業のほうが楽ちんです。この時に画角調整なども出来ます。
レンズがないところに被写体が動くとぼやける
360度と言いつつも実は死角があります。表裏のレンズの画像をAIで繋ぎ合わせるのですが、その間に被写体が来ると、つなぎ目がぼやけてしまいます。
まぁこれは意識をしてある程度レンズ片面側に必ず被写体を収めるようにしておけば慣れれば全く問題ないです。
フレームレートが低い
全方向を収めることとトレードオフの関係と思いますが、フレームレートが30fps(1秒間に30コマ)です。なので、スロー映像を作成するとどうしてもカクカクした映像になってしまいます。
まとめ
デメリット部分を面倒と思うかどうかが、このカメラを使うかどうかの分かれ道かなと思いますが、期待する映像をもれなく撮影できる点、失敗しにくいという点ではおススメできるのではないでしょうか。
ということでデメリットもありますが、僕自身は必要な映像に応じて使い分けていくと思います。
★上記の編集画面で使った画像ですが、来る5/11放映予定のTV番組の撮影でお借りした場所になります。通常は滑れませんのでご注意ください。参考映像