【川越市】伊佐沼の近くに日帰り温泉「KASHIBA」がオープン! 地域密着を示す名前の由来とは…?
2021年11月9日、伊佐沼の近くに「小江戸温泉 KASHIBA(かしば)」がオープンしました。こちらは以前から地元を中心に話題になっていた大型の入浴施設です。オープンの前日に報道メディアなどを対象とする内覧会が実施され、スタッフの方にお話を伺うことができました。新しい施設の充実具合に驚くなか、私の心に深く印象に残ったのが、この施設にかけるスタッフの思いでした…。
天然温泉をはじめとする9種類のお湯
「小江戸温泉 KASHIBA」はいわゆるスーパー銭湯です。天然温泉をはじめ9種類のお湯を楽しむことができ、スイーツのセレクトカフェなど食事の施設も充実しています。
入浴料金は大人が750円(土日祝日850円)です。
新型コロナウイルスの感染予防対策も万全を期しています。
先に写真を掲載した案内からもわかるように、楽しめるポイントはたくさんあるのですが、今回、スタッフに丁寧にご対応いただいたので、そのお話を中心にまとめさせていただきます。「小江戸温泉 KASHIBA」のおすすめポイント3選でご案内します。
入浴料金で楽しめる岩盤浴
「おすすめポイントの一つめは温泉と岩盤浴を同じような感覚で楽しめるということです。お客様のお好きなスタイルで体を温めてリラックスできる施設を目指しています。休憩所も広めに設計されていて、これらの施設の利用料金は、すべてベーシックの入浴料金に含まれています」(スタッフ)
岩盤浴の料金が入浴料金に含まれているのは確かにリーズナブルで、うれしいかぎりです。
充実のお食事処
「おすすめポイントの二つめはお食事処の充実です。江戸時代、大都市の江戸の食を支えたものの一つが、農産物や特産物が集散した川越だったそうです。多くの舟が往来し、河岸も大変なにぎわいだったと聞いています。川越は江戸の台所と呼ばれることもあったとのことで、本施設のお食事処も【江戸の台所】と名付け、川越の名産のさつまいもをふんだんに使ったスイーツのセレクトカフェ【十三里】も併設しました」(スタッフ)
ここで思わず納得したことが。私はこちらの施設名「KASHIBA」を頭のなかで勝手に「柏葉」という漢字に変換していましたが、案内には「河岸場(かしば)のようにたくさんの人やもの、ことが行き交う賑わいと愛着の場を目指してKASHIBAと名付けました」とあります(「河岸」とは河川や沼などの岸にできた港や船着場のこと)。よもや川越を意識したネーミングだったとは…。これは素敵な発想です。
脚を伸ばせる広いサウナ
「三つめのおすすめはサウナです。私どもはサウナにも力を入れていて、オートロウリュウを完備していますし、整いイスとしてアウトドアメーカー製のゆったりくつろげるイスを用意しています。サウナはとても広くて、脚(足)を伸ばせる設計になっています。しっかり整ってほしいですね(笑)」(スタッフ)
簡単に補足するとオートロウリュウとは定期的に自動で参加者に熱風を吹きかけてくれるシステムで、整いイスの「整う」とはサウナ後の心身ともに非常に調子がいいと感じられる状態のことです。私は岩盤浴の充実具合に目を奪われていましたが、お話のあとで確認したところ、やはりサウナも広くてすばらしい施設でした。
地元の皆さまの日常に溶け込みたい
スタッフさん、ありがとうございました。最後に本記事の読者にコメントをお願いします。
「料金はできるだけリーズナブルに設定させていただいていると自負しています。というのも、地元の川越市民の方々に気軽に来ていただきたいと思っているので…。もちろん観光で川越にいらっしゃる方々にもご利用いただきたいのですが、やはり川越市民に愛される施設を目指したい! 例えば、毎週、家族でKASHIBAに行く水曜日が楽しみ…というように皆さまの日常に溶け込むことができたら、これほどうれしいことはありません」(スタッフ)
施設内にはいろいろなところに、川越らしさを演出する工夫が施されています。川越市民として、こちらはぜひ応援したい施設です。
【店舗情報】
- 店名/小江戸温泉 KASHIBA
- 住所/埼玉県川越市松郷1313-1
- 営業時間/お風呂9:00~24:00(受付は23:30まで/店舗内の施設によって営業時間の違い有)
- 定休日/不定休
- 公式SNS/Instagram