【富士宮市】豊富な栄養素?消化吸収の良さ?それともエコ?『コイン精米機』を使って精米してみました!
稲刈りの季節ですね。市内のあちこちで刈り取った稲を天日干しするはざかけ(稲架掛け)を見かけるようになりました。
最近は地産地消を考えて、市内の農家さんからお米を譲ってもらうようにしています。今回は稲を収穫した後の作業を見せてもらうことにしました。
収穫したお米は『籾(もみ)』と言って黄色い殻に包まれています。
まずはこの籾の殻を除去する「籾すり」をします。籾付きのお米がどんどん機会に吸い込まれていき、『籾殻(もみがら)』と『玄米』に分けられて行きます。
ぬか層に包まれているお米を『玄米』、ぬか層を除去したお米を「白米」と言うんだそう。『玄米』と『白米』は全く別のものだと思っていたので、目からうろこです。
そして玄米を白米にするために『精米』という作業があります。
この『精米』という言葉、みなさんも見覚えがあるのではないでしょうか?市内のあちこちで見られる『コイン精米機』。
一度使ってみたいと思っていたので、玄米を持ち、『コイン精米機』にやって来ました。
ドキドキしながら、コイン精米機のドアを開けると、アナウンスで使い方を説明してくれます。順序に数字を振った説明書きもあるので、初めてでも安心です。
まずはお金を入れると、玄米投入口の扉が開くので、玄米を入れます。
次に精米する白さを選ぶボタンがあります。
標準や上白が普段私達が口にしていて、消化が良く食べやすいのが特徴の白米と呼ばれるものなんだそう。
ここで気になるのが「1ぶ」とか「3ぶ」とかが書かれたボタン。このボタンで精米することを「ぶつき精米」と言うそうで、はい芽やぬかに含まれる栄養素が豊富に残り、健康にいい事で注目されている精米方法で、数字が大きい方が白米に近くなります。
8ぶつき:白米(標準)のように食べやすく栄養たっぷりです。
5ぶつき:玄米に近い栄養素があり、食物繊維も豊富です。
1ぶつき:ぬか層と胚芽をほんの少しだけ取除き、玄米の豊富な栄養素を残したお米です
また無洗米も選べます。
無洗米はとぎ洗いの回数が減るので、洗米の手間がかからなくなり、水道代の節約にもなります。
精米はされたお米は、透明のアクリル板から確認できます。
アナウンスで精米が終わったのを知らせてくれるので右足側にあるペダルを踏むと、セットしておいた米袋にお米が流れ落ちてきます。これで、精米が完了です。
同じお米でも精米の仕方によって、こんなに変わるんですね!
地産地消という観点だけでなく、自分好みのお米を精米できるなんてお米通になった気分です。
今回は初めてだったので、「標準」を選択しましたが、次は「ぶつき精米」にも挑戦してみたいと思います。
富士宮市のコイン精米所
JA富士宮 中央支店:富士宮市外神東町117
JA富士宮 北部支店:富士宮市村山1510
JA富士宮 大宮支店:富士宮市錦町4-4
JA富士宮 白糸支店:富士宮市原1098-5
JA富士宮 上野支店:富士宮市下条438-1
JA富士宮 山宮支店:富士宮市山宮1575
JA富士宮 杉田支店:富士宮市杉田929-6
JA富士宮 柚野支店:富士宮市大鹿窪198-2
JA富士宮 旧芝川支店:富士宮市大久保14-3