「老後は田舎で」の落とし穴とは?移住者が思う事前に計画すべき3つのこと
「老後は田舎で過ごしたい」と考える方は多いですが、実際に移住してみると予想外の課題に直面することも少なくありません。
私自身も田舎に移住した経験があり、その中で感じた「落とし穴」を共有したいと思います。老後に備えて考えておくべき3つのポイントを挙げてみます。
1. 医療・介護のアクセスが不十分
田舎に移住すると、静かな環境や自然豊かな生活が楽しめますが、一方で医療や介護のアクセスが問題になることがあります。特に、急な病気や怪我が起きた場合、近くに病院がない、あるいは専門医がいないといった事態が発生します。また、通院や介護施設へのアクセスも、車がなければ難しい地域も多いため、移住前に医療インフラや交通手段の確認が必要です。
備えるべきこと
移住を考える際には、地域の医療機関や介護施設の状況を確認し、有事のときの対策を考えておいた方がよさそうです。
2. 生活インフラが都会とは異なる
田舎での生活は、都会に比べて生活インフラが整っていないことが多くあります。特に、買い物や公共交通機関の利便性が低いため、日常的に車が必須となることが多いです。また、インターネットや携帯電話の電波が不安定な地域もあり、生活に不便を感じることもあります。老後には、体力や移動手段の限界も考慮する必要があります。
備えるべきこと
田舎での生活では、車の維持や運転が重要になります。運転が難しくなった場合の代替手段や、買い物の際の移動手段をどうするか事前に考えておくことが必要です。
3. 地域コミュニティとの関わり方
田舎では、地域コミュニティが強く、住民同士のつながりが重要視されることが多いです。都会ではあまり見られない自治会活動や、隣人との日常的な交流が求められる場合もあります。一方で、新参者が地域に馴染むのに時間がかかることもあり、孤立を感じやすくなることもあります。
備えるべきこと
地域コミュニティにスムーズに溶け込むために、移住前からその地域の行事や習慣について簡単でいいので調べておくと良いでしょう。
また、郷に入れば郷に従え、ということで、地域の風習を尊重する姿勢が大切です。
終わりに
「老後は田舎で過ごす」という選択肢は、多くの方にとって理想的なライフスタイルかもしれませんが、現実には予想外の困難に直面することもあります。
私は30代での移住でしたが、それでも医療や生活インフラなどについては足を運んで事前に確認をしました。
計画を立てて、適切な準備を行っておくことで、いざとなったときに困らないようにしておきましょう。