【明石市】一風堂で18年修行した店主が作る、絶品ラーメン!そのこだわりを徹底取材
皆さん、初めまして!明石に魅了され2年半前に移住してきたゆっきーです。
お試し移住のつもりでしたが、明石があまりに良い場所なので永住を考えるほど日々幸せに暮らしています。
そんな私が「唯一明石に足りない」と感じていたもの、それは「自分好みのラーメン屋さん」です。大阪や東京に住んでいた頃は週2ペースでラーメンを食べ歩いていた私は、明石でラーメンロスに陥っていました。
約1年前のそんなある日、友人経由で嬉しい噂をふと耳にします。
「一風堂で18年間修行した人が明石でラーメン屋さんを開業するらしいで」
噂通り明石駅の近くに非常に美味しいラーメン屋さんが誕生し、私の幸せ明石ライフはついにコンプリートしたのです。
今回はオープン時から今まで1年以上通い続けている、私が愛してやまない「RAMEN TOMO(ラーメン トモ)」さんをご紹介させてください。
明石駅から徒歩5分という好立地・1人でも入りやすい店内
RAMEN TOMOは明石駅から歩いて約5分、いくつかの飲食店が立ち並ぶ通りに位置します。明石駅を出て魚の棚商店街の方へ進み、魚の棚商店街(西口)から徒歩3分です。
通りの向こうにTOMOの看板が見えてくると、「今からあのラーメンが食べられるんだ・・」といつも思わず早足に。
店主の平嶋さんは、立地や程よい広さにこだわり物件探しに2年間かかったと話します。18年間の一風堂修行時代は、関西エリアを中心に本場福岡や富山など様々なエリアでラーメンと向き合いながら、「いつか独立して、生まれ育った明石でお店を開きたい」という夢を持ち続け、ついに2023年に実現されました。
そんな想いが込められた店内へ足を踏み入れると、スープの良い香りが優しく嗅覚を刺激し、「今日はどのラーメンを食べようかな・・」と胸が高なります。
清潔感のある店内は複数のカウンター席と1つテーブル席もあるため、おひとり様から複数名のグループやファミリーでも来店しやすいお店です。女性1名でも入りやすい雰囲気のため、気軽に立ち寄ることができます。
初来店の方は、一番人気の「特製醤油ラーメン」がおすすめ!
何を頼むか券売機の前で迷った際は、「特製醤油ラーメン」をまずはチョイスしてみてください。卵・チャーシュー(豚・鶏)・ワンタン(肉・海老)や明石海苔が豪華に盛り付けられており、程よい太さの麺とコク深い醤油スープのハーモニーが絶品です。
澄んだ色の醤油スープをゴクリと口に含むと、たちまち幸福感が沁み渡ります。
甘みと旨みが広がる醤油スープの秘密を伺ったところ、兵庫県たつの市龍野にある末廣(すえひろ)醤油から仕入れているこだわりの醤油のようです。
末廣醤油は、明治十二年に創業後、今もなお龍野名物である淡口醤油の伝統を守り続けている老舗醤油蔵です。
平嶋さんがラーメンの道へ進んだ最初のきっかけは「”豚や鶏からスープをとる”ことの面白さ」だったとか。様々なラーメン屋さんを食べ歩き、ここで学びたい!と感じたのが一風堂だったそうです。
そして富山県の一風堂勤務時代に「水が綺麗な場所はこんなにも美味しい醤油や食材が作られるのか!」と衝撃を受けた体験から、TOMO開業時にも水が綺麗で有名な兵庫県の龍野に注目されたそうです。
末廣醤油へ出向きご自身でも醤油作り体験をされたというエピソードからも、平嶋さんのラーメンに対する並々ならぬこだわりを感じます。
特製醤油ラーメンは具材も豊富!大満足の一杯
特製醤油ラーメンにはバリエーション豊かなトッピングが盛り盛りです。
ぷりぷりのワンタンは肉・海老の2種、チャーシューも食べ応えのある豚チャーシューと、さっぱりとした鶏チャーシューを味わうことができます。
一杯のラーメンを食べる間に様々な味を楽しむことができます。
すっきりとしたルイボスティーが飲める点もさりげなく嬉しいポイント。完食後、器に残った醤油スープを飲んではルイボスティーですっきり、というループを楽しむまでがTOMOの醍醐味です。
その他、味変のためのブラックペッパーや煮干し酢も。食べる時に髪を結びたい方向けのヘアゴムもあるところに優しい気遣いを感じます。
ラタトゥイユのトマトまぜそば?!斬新なアイディアが光る期間限定ラーメンにも大注目!
TOMOにはメインの醤油や塩ラーメン以外にも、期間によって限定ラーメンが登場することも。他店では決して食べることのできない驚きのラーメンも多いため、要チェックです。
気になる方は、TOMO公式Instagram(こちら)で随時情報をキャッチしてみてください。
TOMOオープンから今までで私が食べた期間限定ラーメンをご紹介します。今年も過去の期間限定ラーメンがさらにパワーアップして各シーズンを彩ってくれるはずです。
夏はこれ!もちもち麺のパスタを食べているかのような「トマトまぜそば 〜自家製ラタトゥイユ〜」
ツルツルの麺が特徴!生醤油も使用したスープに、特製の平打ち麺「醤油つけ麺」
肉みそ・自家製ラー油・花山椒が癖になる「スパイシー醤油ラーメン”RED”」
ネギや鶏チャーシューと旨みを凝縮した背脂が絡み合う「背脂煮干しラーメン」
TOMO一周年記念の限定ラーメン!その名も「かさね味 〜 一風堂 respect 〜」
連日売り切れ!焼きあご・ホタテ・昆布が合わさる魚介スープが香る「焼きあご魚介塩ラーメン」
TOMOにリピーターが絶えない理由の1つは、いつも想像を楽々と超えてくる驚きの期間限定ラーメンでしょう。
早々に売り切れることもあるため、狙いの期間限定ラーメンがある時はぜひお早めの時間帯を狙ってみてください。TOMOオープン2年目には果たしてどのようなラーメンが生み出されるのか?今から楽しみでなりません。
今後の目標・展望は「食育」&「明石ご当地ラーメン開発」
最後に店主の平嶋さんへ今後の目標や展望をお伺いしたところ、「実現したい目標は2つある」と教えてくださいました。
1つ目は「明石市ならではのご当地ラーメンの開発」です。今も明石海苔を取り入れるなど地産地消への思いをラーメンに込めていますが、いつかは”明石といえばこのラーメン”というご当地ラーメンを作り、明石市全体の活性化にも貢献したいと話します。
2つ目は「小学生高学年を対象としたラーメン授業の開催」という"食育"への思い。ご自身も2児の父である平嶋さんは「ラーメンを通して、子供の教育に携わりたい」と考え、いつか小学校でラーメン作りを体験できる授業を行いたいと話します。
そんな授業があったら子供にとっても楽しいこと間違いなし!子供のうちからラーメンが身近な存在になることで、家族みんなでラーメン屋さんへ行く機会も増えそうですね。
これからの明石を作っていく若い世代への食育や、ご当地ラーメン開発を通して「生まれ育った明石へ貢献したい」と話す姿がとても印象的で素敵でした。
開業前から今までの歩み、そして平嶋さんのラーメンに注ぐ情熱や真っ直ぐな想いを今回お伺いでき、TOMOの美味しさの理由が分かった気がします。
ぜひ皆さんもRAMEN TOMOの平嶋さんが作る絶品ラーメンを味わいに、足を運んでみてはいかがでしょうか?
RAMEN TOMO(ラーメン トモ)
兵庫県明石市大明石町 1丁目 11-1 パークサイド明石
明石駅 徒歩5分
営業時間:昼 11:00 ~ 15:00・夜 17:00 ~ 21:00
※土曜日は昼営業のみ・日曜休み
※最新の営業時間・情報は公式Instagramへ(外部サイト)