【北海道キャンパー監修】マイナス15度でも震えない冬キャンプの服装|極寒で学んだ重ね着術
「冬キャンプに挑戦したいけど、服装選びに不安がある...」
「高価な防寒着を買ったのに、思ったより寒くて震えてしまった...」
実は、こんな経験がある方、とても多いんです。
今回はそんな悩みを解決します。
この記事を読めば、あなたは:
・冬キャンプに最適な服装の基本原則
・予算に合わせた防寒着の選び方
・快適に過ごすためのレイヤリングテクニック が分かるようになります。
はじめまして!ポロンノゆるっとキャンプ塾です。北海道を拠点に活動するアウトドアクリエイターとして、極寒の地で培った10年以上の経験と、累計200万円以上のギア投資から得た知見を、実践的なレビューとしてお届けしています。
実は私も以前、冬キャンプで何度も寒い思いをしました。
しかし、北海道の厳冬期でマイナス15度を経験する中で、効果的な防寒対策を確立することができました。
では、具体的な服装選びのポイントを見ていきましょう。
▼冬キャンプの参考になる動画はこちら
1. 冬キャンプの服装:3つの基本原則
① レイヤリング(重ね着)を制する者が寒さを制する
- インナー層:汗を素早く吸収・発散
- ミドル層:体温を維持する空気層を作る
- アウター層:風や雪から身体を守る
私の失敗談ですが、最初の頃は「とにかく着込めば暖かい」と思い込んでいました。
しかし、汗をかいて服が湿ってから寒風にあたり、体が冷えてしまったことがあります。
この経験から、作業時は薄手のアウターだけ脱ぐようにしています。
この小さな工夫で快適さが全然違いますよ。
② 汗は大敵:発汗管理が重要
- 動くと汗をかく→休憩で冷える
- 適度な着脱で体温調整が必要
- 化繊素材で汗を素早く乾かす
北海道での厳冬期キャンプで特に痛感したのが、この汗対策の重要性です。
薪割りなどの作業時は、「ちょっと寒いかな?」と感じる程度の服装にすることで、汗の対策は十分できます。
完璧を目指さなくても、この意識だけで充分効果がありますよ。
③ 部位別の防寒対策が必須
- 頭部:体温の20%が放出
- 首元:血管が集中する場所
- 手足:末端から冷えやすい
冬キャンプでよく見落としがちなのが、首と耳の防寒です。
首の後ろは血管が通る場所なので、ここが冷えると全身の寒さを感じやすくなります。
薄手のネックウォーマーと耳まで隠れるニット帽があれば、体感温度がぐっと改善されますよ。
2. レイヤー別おすすめアイテム
【インナー層】
- 素材:メリノウールまたは化繊
- おすすめブランド:初心者向け:ユニクロのヒートテック 本格向け:メリノウール製品
実は、私も最初はヒートテックだけで過ごしていました。
値段を考えると、初心者の方はまずはヒートテックで経験を積み、自分に合った活動スタイルが見えてきてから、メリノウールなどにアップグレードしていくことをおすすめします。
私の場合、頻度が月1回を超えてきた時点でメリノウールに投資しました。
【ミドル層】
- フリース
- ダウンジャケット
- フリースパンツ
ギア投資200万円の経験から言えるのは、意外にもこのミドル層こそ最も重要だということです。
アウターは少し安くても、ミドル層にしっかり投資すると、様々な気温に対応できるようになります。
特にフリースは普段着としても使えるため、初期投資としても正当化しやすいと感じています。
【アウター層】
- 防風・防水機能付きジャケット
- 保温性のあるパンツ
- スノーブーツ
極寒の地・北海道で学んだ重要なポイントは、アウターに求めるべきは何より防風性だということ。
高価な防水透湿素材も大切ですが、まずは風を通さない素材を選ぶことで、予算を抑えながらも十分な防寒性を確保できます。
私は今でも、ワークマンの防風ジャケットで乗り切っています。
3. 予算別おすすめセット
【予算3万円以下】
- インナー:ヒートテック上下(4,000円)
- ミドル:ユニクロフリース(2,000円)
- アウター:ワークマン防寒着(8,000円)
- 小物類:手袋、帽子、ネックウォーマー(8,000円)
【予算5-10万円】
- インナー:高機能ベースレイヤー(15,000円)
- ミドル:ダウンジャケット(30,000円)
- アウター:アウトドアブランドの防寒着(40,000円)
- 小物類:ヘビーデューティー仕様(15,000円)
4. 活動別の着こなしポイント
【設営時】
- 薄手の手袋を着用
- 汗をかきやすいので、ミドル層は控えめに
- 防風性の高いアウターを選択
【食事時】
- 手袋の使い分け調理時:薄手の防寒グローブ(作業用) 食事時:手袋を外す(必要に応じてカイロを活用) 食事後:すぐに厚手の手袋に交換
- 場所による防寒対策屋外の場合:ダウンジャケットを追加 膝掛けやブランケットの活用 風を遮る場所を選択テント内の場合:適度な重ね着(汗をかかない程度) テント内温度に応じて調整
- 実践的なコツ温かい飲み物を常備 食器は保温機能付きを使用 食事は温かいうちに 食べやすい服装で(首回りが汚れにくい服選び)
- 注意点上着の袖が食べ物に触れないよう注意 汚れても良い服装を心がける 食後は体が冷えやすいので要注意
まとめ
・レイヤリングを基本に、用途に応じた着こなしを
・予算に応じて、優先順位をつけて揃える
・汗対策と防風性を重視する
▼冬キャンプの参考になる動画はこちら
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
この記事で紹介した方法を参考に、ぜひ冬キャンプに挑戦してみてください。
▼今記事の参考になる動画はこちら(冬キャンプにも通用します)
次回もお楽しみに!
ポロンノゆるっとキャンプ塾