【京都市西京区】西山山麓で白子たけのこの出荷が始まりました。1本5000円の極上品も お刺身でも!
大原野地域の農業を何とか継続、発展したいとの思いから、「なんやかんや大原野」としてチームを作って、地域住民の人たちを中心に、新鮮、安心、高品質な農産物や加工品が買えるマルシェを7年に亘って続けてきた「マルシェ大原野」を2024年4月2日に訪れました。
「白子(しらこ)たけのこ」とも呼ばれ、地上に頭を出す前に掘り出した稀少品、真っ白でえぐみが少なく柔らかいたけのこを始め、たけのこが並び始めました。大原野農産物直売所(マルシェ大原野)運営協議会の小田富久さんによると「今年は少し遅めやったけど、急変した陽気で急に出だしたな。これからどんどん出てくるよ」といいます。
「白子たけのこ」は、たけのこ専門店や一流料亭などでも提供され、お刺身でも食べられる極上品です。西山山麓のたけのこ農家で、1年かけて丁寧に栽培されて朝掘りされます。穂先がほとんど出ていない状態で掘り出すため、ほとんど日の光を浴びないまま収穫され、赤ちゃんの肌のように白く、繊維質が細かく柔らかい。実際のその日の早朝に掘り出されたたけのこを見せていただくと、でっかい! しかも芸術品のように綺麗です。
極上品を傷つけないように掘り出し方にも専門の道具を使ってコツがあるようです。1本5000円の値が付くこともあるのだそう。それだけ農家の方が手間暇かけて育てておられるのが伝わってきました。筆者は小さいパックを買って帰り、調理してみましたが、確かに白くてめちゃくちゃやわらかい。生醤油が一番かも。もちろん炒め物にも最適ですね!
続けて10号線沿いの柿街道を通ると、こちらも村上農園や安井農園、中文農園、千文農園、岡重農園などの前には、この日の朝に掘り出されたたけのこがずらりと並びます。柿街道といわれる土地柄ですが、兼業でたけのこ農家をしているところも多く、この時期はたけのこ街道ともなるのだそう。
村上農園の奥様は、「今は初セリのようなものやから高値やけれど、ある程度数が出たら、1キロ3000円ぐらいには落ち着いてくるんやない」と話してくださいました。
「マルシェ大原野」は毎月第1・第3土曜日と毎週火曜日に開催されています。4月20日と23日は「たけのこの特売日」です。さくらも見ごろになり始めた風光明媚な西山山麓にある大原野のたけのこ直売所や農家の軒下販売へぜひお立ち寄りください!
「マルシェ大原野」(なんやかんや大原野)(外部リンク)京都市西京区大原野灰方町179 075-331-0211