普通預金の金利が高い銀行とその適用条件を比較
普通預金というのは自由に出し入れができる預金口座です。と説明されなくても知っているという方が多いかもしれませんが、簡単に先に説明します。
普通預金口座は銀行取引において基本となる口座です。給与振込やキャッシュカードによる預入や他社からの振込などによる資金の受け入れ口座として、またクレジットカードや公共料金、家賃などの引き落としなどの支払いに使われる口座です。
- 出し入れは1円以上1円単位です
- 金利は変動金利で満期はありません
- 一般的に定期預金などと比べて金利が低く設定されています
- 預金保険の対象です(その銀行全体で1000万円とその利息まで)
となっています。最近は銀行預金の金利も低く定期預金に入れてもほとんど金利が付かないので銀行預金は定期に入れずに全部普通預金のまま。という方も多いかもしれませんね。
2022年2月7日更新
普通預金で金利が高い銀行を活用しよう
今は金利がほとんどつかない時代です。たとえば大手行の普通預金金利は0.001%とされている銀行が大半です。100万円を預金して10円という金利しかつきません。ほぼ「無視」できる水準ですね。
とはいえ、実は一部の銀行では普通預金の金利をキャンペーンとして高めに設定することで預金を集めている銀行があります。
そんな銀行に預けても大丈夫?とう疑問があるかもしれませんが、銀行の普通預金は預金保険の対象なので、その銀行にあずける資金が1000万円以下であれば利息も含めて全額保護されます。
たとえば、今回紹介する普通預金の最高金利をつけている銀行は0.2%となっており、大手銀行の200倍の金利水準です。100万円の預金で付与される金利は2000円です。これを高いとみるか、低いとみるかはその人の判断次第ですけど、ほぼ手間をかけずにやれるのであれば私は活用する価値は高いと思います。
※以下で紹介する預金の金利は税別です。
あおぞら銀行BANK 0.2%
普通預金金利0.2%(税別)となっており、しかも条件はないということで普通預金としては最も高い金利が付きます。
お金の出し入れもゆうちょ銀行ATMが手数料無料で利用できます。
ただし、コンビニATMは出金手数料が有料なのと、原則として振込手数料が必要になる点が弱いです。安全性を確保しておきたい資金をプールしておきたいという方におすすめの銀行です。
ちなみに他行への振込手数料は有料になっているので資金管理としては少し使いにくい面があります。この問題は、あおぞら銀行BANKデビットカードを月1回以上利用することで1回無料、あおぞら銀行BANK支店で投資信託の保有残高があれば1回無料となりますので、月1回~2回程度の資金のやり取りをするだけならコストをかけずに利用できます。
参考:あおぞら銀行 BANKのメリット、デメリットとお得な活用方法
外部リンク
ただし、他行への振込や入出金などの面では弱いので、一つの銀行で色々使いたいという方は次に紹介するauじぶん銀行の方が預金用の銀行としても良いかもしれません。
auじぶん銀行 最大0.2%
こちらも最大で普通預金金利が0.2%(税別)になります。ただ、最大と書いているように条件があります。
- 通常:0.001%
- auPAYアプリと連携:+0.05%
- auPAYカードの引き落とし:+0.05%
- auマネーコレクト利用:+0.099%
合計:0.2%となります。
条件を満たすにはauPAYカード(クレジットカード)とauマネーコレクト(auカブコム証券の口座)が必要になります。ちなみにauPAYカードはクレカの所有だけではNGでカード利用代金の引き落としがあることが条件になります。
au経済圏にいる人にとっては達成は容易かもしれませんが、クレカも証券口座も作らないといけないというのは少しハードル高いかもしれないですね。
また、auじぶん銀行の場合は「じぶんプラス」という特典があります。2022年4月には大きくじぶんプラスがリニューアルされます。リニューアル後はポイント還元的にもかなり美味しい銀行になりますので、高い普通預金金利との活用にも使えます。2022年現在だと一番おすすめの普通預金口座(銀行)ですかね。
参考: auじぶん銀行でじぶんプラスが改善 毎月Pontaが貯まる銀行ポイ活が可能
auユーザーでなくても美味しく活用できる銀行のはずです。
GMOあおぞらネット銀行
GMOインターネットグループと、あおぞら銀行が提携してできたネット銀行です。普通預金金利は0.001%ですが、証券コネクト口座についてば0.11%(税別)となります。
GMOクリック証券と同銀行を連携させることで利用できるようになる投資資金の共有口座である「証券コネクト口座」が対象になります。
上位2行と比較して金利面でやや弱いのであえて金利のために利用するというのは少し決定打には欠けるかなぁという印象があります。GMOクリック証券をメインの証券会社として活用している人にはいいかもしれませんね。
振込み手数料無料回数などもあるので、ネットバンクとしての使い勝手は悪くないです。
楽天銀行
普通預金金利は0.001%ですが、楽天証券に口座を持ち証券口座と共有をすると金利が0.1%(税別)になります。GMOあおぞらネット銀行と同じようなイメージですね。金利面でいえば、あおぞら銀行BANKやauじぶん銀行と比較して半分になります。
金利面ではちょっと弱いですね。
その一方で、楽天銀行は楽天カードや楽天証券など利用者の多い金融サービスとの連携が多いため、利用者が多いという点が強みでしょうか。
楽天銀行については、銀行×カード×証券の三位一体で活用する方法がおすすめですね。
参考: 楽天証券を徹底解説!ポイント投資の目線で最強クラスのネット証券 、楽天銀行&楽天カードとの組み合わせが強い
※外部リンク
(追記)
2022年4月からマネーブリッジの預金金利が300万円以上の預金部分で引き下げられます(0.1%→0.03%)。というわけで普通預金での運用でおすすめの銀行からはやや脱落ですかね……。
以上、普通預金の金利の高い銀行をうまく活用していきましょう。
なお、金利はもちろんですが、最近の銀行活用では預金金利だけでなく「ポイント還元」で選んでみるのも一つだと思います。
上記の投稿でも紹介していますが、金利がほとんど期待できない昨今だからこそ、金利以外の面で銀行を活用してみるのも一つの活用法だと思います。
筆者について
しょうこちゃん(@showchan82)
ポイ活(ポイント活動)をしながら、それを投資に回すポイ活投資を実践しているポイント投資家。ポイ活というとお特に買い物をする、というイメージが強いかもしれませんが、それだけではなく、貯金や資産運用(資産形成)にも強く役立てることができるんです。ポイントを利用したお得な貯金のやり方や投資術などを実際に自分自身で試しながら日々研究しています。
ブログ:ポイント投資の攻略ブログ
Twiiter:@showchan82
Instagram:@showchan82
pinterest:@showchan82