【東広島市】オリジナルカクテルを飲んで動物愛護に貢献!
東広島市西条の中心部の栄町にある「standing bar Radical」で、酒まつり期間の12日・13日の両日、時間・数量共に限定でオリジナルカクテルが販売されます!それは何と、収益を動物愛護団体に贈るチャリティー販売です。
両日に販売を担うRadical店主の富島基さんとバラ専門のサービスを提供するBaraya小早川雅美さん(以下写真)です。お二人が着用のTシャツ(同じく写真の通りです)も3900円(税込)で販売され、収益が動物愛護への寄付に充てられます!
オリジナルカクテルは「モジュノ」です。
モジュノは東広島市内で、現在動物愛護団体の「ワンハート制作委員会」で保護されていて、昨年6月に誤って体に付着した農薬を舐め瀕死の状態で発見された子猫のことです。
一
時は命が危ぶまれる程に重症でしたが、奇跡的に持ち直し手厚い看病のお陰で脳に重い障害を背負い予断を許さないながらも日常生活が送られるほどに回復しています。
精一杯生きる奇跡の子猫に、ワンハート制作委員会代表の古賀さんはチェコ語で可能性を表すモジュノと名付けました。
Barayaさんはモジュノのように薬害で苦しむ動物・昆虫が減るような植物栽培の方法を伝えたいと古賀さんと考 え、現在FM東広島でも月に一度対談しているそうですが、今回モジュノの存在が広く知れ渡るきっかけになればとRadicalさんの協力により東広島最大のお祭り酒まつりで寄付になるカクテルの販売を行います。
チャリティーTシャツは、モジュノのイラストが大写しされています。このように愛くるしい表情で広く知れ渡 り、皆を繋ぐアイコンになってほしいですね。
お二人は真剣に話します。「野良猫が増えたり、モジュノのように農薬を舐めてしまったりするのは、東広島市の発展に伴い多種多様な人種と生活様式が増えたことによるのではないか。それでも人ができる最大の武器であるコミュニケーションを用いて人間と動物、植物が共に共生する世の中にしていきたいです。」
東広島は人口増加で車道渋滞、待機児童の多さなど様々な都市化問題が起きていることは筆者も承知していましたが、動物に被害が及んでいることは初めて知りました。仕事柄多数の地域でバラ作業に入るBarayaさんは街の様子を肌で感 じることが多く、動物たちの兆しを目の当たりにしているそうです。
それ故に、ガーデナーはそれぞれの地域特有の変化にいち早く気がつける希望もあるのではないかと話します。
Radicalで2日間提供されるオリジナルカクテルは、竹原市の中尾醸造株式会社の清酒「プリンセス・ミチコ」をメインに、ブルーローズをイメージした青いお酒です。
上にあしらわれた生のバタフライピーは、ブルーローズと同じ色素アントシアニンが含まれていてBarayaさん宅で無農薬栽培されたハーブです。
昨年に東広島市寺家の平岩地域センターで開催された【乾杯+動物福祉 夏の夕涼み会】で初めて提供されて、大変 に好評だったそうです。その時は広く一般に受け入れられるよう甘いお酒として制作したが、この度は清酒(日本酒)の街・東広島で提供されることを念頭に、バラ酵母の日本酒がダイレクトに感じられるようBarayaさんが試行錯誤しRadicalさんが全体のまとまりを最終チェックしたものです。
動物を愛する想いは富島さんも一緒です。ご自身も野良猫を保護し飼い始めた経緯から、日本酒バーを営む自分としてはお酒の場で動物福祉に関わることが出来るならとカクテル販売に賛同。今後は未定ではあるものの、2日間の提供の後も販売が続くことを目指し、来年の酒まつりでの販売も視野にあるそうです。筆者も永続的な東広島のブランドカクテルになることを祈念いたします。
富島さん曰く、ストーリー性のあるお酒を飲みながら堅苦しく動物愛護・福祉を語るのではなく、気軽に動物福祉 への寄付貢献できることはとっかかりやすいポイントとなるはずです。
Radicalで12日・13日の両日、14時~16時の時間限定で提供されます。一杯700円、収益はワンハート制作委員会に寄付されます。
(了)
文・写真 中本祥二
カクテル モジュノ&コラボTシャツ 酒まつり限定販売
日
時:10月12日(土)、13日(日) いずれも14時00分~16時00分
会
場:standing bar Radical(広島県東広島市西条栄町9-33-101)
(店舗の営業は、13時00分~20時00分)
お問い合わせ先:050-5471-4759