2022年のふるさと納税もいよいよ締め切り 駆け込みで期限内に利用する方法と注意点
年々利用者が増えている「ふるさと納税」
自分がお住い以外の自治体にふるさと納税をすることで、お礼の品が貰えるということでお得な制度として知られていますね。そんなふるさと納税ですが、毎年期限があります。それは12月31日です。
ふるさと納税は「所得税」や「住民税」といった税金の計算で行われるものなので個人所得税(住民税)の計算期間である1月1日~12月31日が一つの区切りとなっています。そのため、2022年にふるさと納税をするのであれば2022年12月31日までにやらないと、ふるさと納税の「枠」が消失してしまいます。
ふるさと納税はどうお得?
ふるさと納税がお得な理由はその還元にあります。ふるさと納税では収入に応じた一定の範囲内であれば最低限の自己負担額(2000円)だけでお好きな自治体にふるさと納税が可能です。ふるさと納税で支払った金額については、2023年1月1日以降に確定申告(またはワンストップ納税)をすることで所得税の還付、住民税が安くなるという形で戻ってきます。
一方で、ふるさと納税をすることで「自治体からのお礼の品」「ふるさと納税サイトからのポイント還元」などの還元を受けることができるため、実質的に黒字化することができます。
たとえば10万円のふるさと納税をした場合、最低自己負担の2000円を除いた9万8千円が戻ってくることになります。さらに、ふるさと納税をした自治体からおおよそ30%程のお礼の品が貰えるほか、ふるさと納税サイトからはポイント還元等の特典(たとえば10%程度)が貰えるわけです。
支払額:100,000円
▲還付額:98,000円
▲お礼の品:30,000円
▲ふるさと納税サイトからの還元:10,000円
ということで、ふるさと納税をすることで38,000円ほど得をすることができるということになります。これがふるさと納税のメリットです。このふるさと納税の仕組みをもう少し詳しく知りたいという方には「 年末に向けておさらい ふるさと納税の基本と仕組み やり方や限度額の確認方法 還元率を高める方法 」の記事でもっと詳しく解説してます。
ふるさと納税の限度額
ふるさと納税は誰でも無制限にできるわけではありません。2022年の1年間の所得(収入)に応じて最低限の自己負担で利用可能な限度額があります。
勤務先からすでに2022年の源泉徴収票をもらっている人は、源泉徴収票を使って「控除上限額シミュレーション」などから計算をすることができます。まだもらっていないという人はおおよそですが、年収からざっくりとした計算ができます。
わざわざ総務省が目安表まで作ってくれています。
- 年収500万円(独身):61,000円
- 年収600万円(独身):77,000円
- 年収700万円(独身):108,000円
- 年収800万円(独身):129,000円
- 年収900万円(独身):152,000円
ざっくりこんな感じです。ちなみに上限額を増やす方法として「株式投資の利益をあえて確定申告する」なんていう方法もあったりします。
年末のふるさと納税 期限内に実施する注意点
それでは、年末の期限ぎりぎりにふるさと納税をする時の注意点をいくつか紹介します。
- 年内受付を終了している自治体がある
- 銀行振込はもう間に合わない
- ワンストップ特例制度は間に合わない可能性がある
この3点です。
年内受付を終了している自治体がある
自治体によっては早々に2022年のふるさと納税の受付を終了しているケースがあります。これはふるさと納税サイトの中でも注意喚起されているはずなので探すときに注意して確認してみてください。
銀行振込はもう間に合わない可能性がある
ふるさと納税の利用は「入金」がベースとなります。12月30日(金)のふるさと納税ならギリギリですが、31日になると間に合わない可能性があります。素直にクレジットカード決済やスマホ決済などのキャッシュレス決済を利用しましょう。
ワンストップ特例制度は間に合わない可能性がある
ふるさと納税では、年間に5自治体以内のふるさと納税であれば確定申告が不要となるワンストップ特例制度というものがあります。ただ、このワンストップ特例制度を利用する場合、2023年1月10日必着で書類を提出する必要があります。絶対ダメというわけではありませんが、間に合わない可能性もあります。なお、ワンストップ納税を利用したいと申告した場合で期限内に間に合わなかった場合でも確定申告をすれば問題なく税金の優遇は受けることができますのでご安心ください。
年末ギリギリでふるさと納税をするならキャンペーンを活用しよう
ふるさと納税をするなら、ふるさと納税サイトでのキャンペーンをフル活用しましょう。各社ともに追い込みということもあって、色々なキャンペーンを展開しているようです。
たとえば、「ふるなび」であれば初めてのふるさと納税なら最大20%相当の還元キャンペーンを行っています。d払いやAmazonPay(Amazonギフト券)での支払いも可能で使い勝手はかなり良いと思います。
また、マイナビふるさと納税では10%+3%のAmazonギフト券のプレゼント。ふるさと本舗であれば3万円以上のふるさと納税で最大9%のAmazonギフト券還元といったキャンペーンをやっています。
この他、ソフトバンクユーザー限定になりますが「さとふる」であれば最大20%還元のキャンペーンも実施しています。
このようにふるさと納税サイト側のキャンペーンも上手に活用していきましょう。2022年のふるさと納税で利用できる各サイトのキャンペーンについては「 <2022年版>ふるさと納税サイトを比較、ポイント還元やキャンペーンで選ぼう 」でまとめています。
ふるさと納税サイトのキャンペーンをうまく活用するだけで5~10%程度は還元が変わってきます。上手に利用しましょうね。
筆者について
しょうこちゃん@ポイント投資家
ポイ活と投資を組み合わせたポイ活投資を実践しているポイント投資家。キャッシュレスやポイ活で得たポイントを証券会社、銀行で活用し資産運用や資産形成をより効率的に行っています。ポイントを利用したお得な貯金や投資術などを実際に自分自身で試しながら日々研究しています。福岡在住。
ブログ:ポイント投資の攻略ブログ
Twiiter:@showchan82
Instagram:@showchan82