ここ数日は寒い日が続いた札幌ですが、街中のいたるところで桜の開花が進んでいます。

GWのお花見でも間に合うのか、札幌市中央区にある円山公園の桜の開花状況を見てきました。

2024年4月24日、13時ごろの様子をご紹介します。

北1条・宮の沢通り側から円山公園に入りました。

歩道をまっすぐ進んでいくと、右手に円山公園の標本木であるエゾヤマザクラがあります。

満開でした。たたずまいがエレガントで美しい木です。

公園内の桜は、ソメイヨシノ・エゾヤマザクラともにかなり満開に近づいている印象でした。まだつぼみの木もありますが、数日で満開になりそうです。

北海道神宮の境内から円山公園のエリアは、札幌で有数の桜の名所です。

始まりは1875（明治8）年、札幌の街の基礎を築いた島義勇（判官さま）の死をいたみ、北海道神宮に150本ほどの桜が植えられたとされています。

近隣から集めてきた桜の苗木にはソメイヨシノやエゾヤマザクラのほか、カスミザクラやミヤマザクラといった色々な種類の桜が混ざっていたとも言われています。

公園内の桜は、白っぽいものや薄紅色、濃いめのピンクなどさまざま。

今なお花びらの色合いや枝ぶりが少しずつ違う木がたくさんあるのは、そういった経緯に由来するようです。

道路を渡った先、円山坂下野球場の周囲の桜も満開でした。

このエリアの桜は、手が届きやすい位置に花があります。美しい写真が撮れるため人気ですが、無闇に枝を折ったり木をいためたりしないようご注意ください。

今まさに見頃で、きれいでした。

なお、今年も円山公園でのお花見に際しては火気の使用や電源を用いたホットプレートの使用等はできません。

お花見ジンギスカンはできなくても、公園内での飲食は可能です。お弁当やカフェでテイクアウトした飲み物などを楽しんでいる人を多く見かけました。

2024年4月24日現在、円山公園の桜は全体的に見頃、かなり満開に近い状態でした。

これからお花見へ出かける予定の人は、早めに行くのがおすすめです。

※2024年4月の情報です。詳細・最新情報は施設の公式サイト等でご確認ください。