【東京モーターサイクルショー16】トライアンフ、伝統の ボンネビル、新型3気筒「エクスプローラー」も
世界最古のモーターサイクルメーカーである英国のトライアンフからは、昨年秋のロンドン・ワールドプレミアで世界の注目を集めた新型「ボンネビル」シリーズを一挙公開。
伝統を重視しながらも、水冷化された新設計の並列2気筒エンジンとトラクションコントロールなどの電子制御により現代的なパフォーマンスを得ているのが特徴だ。今春からすでに発売されている900ccエンジン搭載のロードスター『ストリートツイン』と排気量をアップした1200ccエンジン搭載のトラディショナルモデル『ボンネビルT120』、5月より国内投入されるシリーズ最強パワーと本格的な足回りを誇るカフェレーサー『スラクストンR』が展示された。
3気筒勢ではスポーツネイキッドの新型『スピードトリプル』に注目。104か所のパーツを最適化した新型エンジンを搭載し、5種類のライドモードにスリッパ―クラッチ、切り替え式トラクションコントロール&ABS、ブレンボ製ラジアルモノブロックキャリパーを搭載するなど最新装備でアップグレードされた。新型ではスタンダード版が「S」となり、前後オーリンズとカーボンパーツを装備した上級グレードが「R」という位置づけだ。
そして新たに5種類のライドモードとWP製セミアクティブサスペンションを装備したアドベンチャーツアラー『タイガーエクスプローラー』を日本初公開。クラス最強レベルの139psを発生する水冷並列3気筒1215ccエンジンにトラクションコントロールとコーナリングABSを搭載。ブレンボ製ラジアルモノブロック4ポットキャリパー、クラス初の電動調整式スクリーンを備える。ロード寄り設定のXR系とよりタフな走破性が与えられたワイヤースポーク仕様のXC系など、話題のモデルが目白押しとなった。