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【英会話】「It won't bite.(それは噛まない!?)」ってどんな意味?

番場直之英会話フォービー代表/TOEIC満点講師

皆さんこんにちは。英会話フォービーの番場です。本日は「It won't bite.」の意味を、例文を使いながらご説明します。「won't」は「will not」の短縮形。「bite」には「噛む」という意味があるので、「It won't bite.」をそのまま訳すと「それは噛まない」となりますが、実際にはどんな意味で使われているのでしょうか。それでは例文を見てみましょう。

例文1

A: I'm so nervous about giving my presentation tomorrow.
B: Don't be nervous. It won't bite. You'll do great!

AさんがBさんに「明日プレゼンするのとても緊張しているよ。」と言いました。それに対して、Bさんは「緊張するなよ。 It won't bite. うまくいくよ!」と言いました。
関連動画:「want」と「won't」の発音の違い

それでは次に例文2を見てみましょう。

例文2

ランブータン
ランブータン

A: Should I try this fruit? I've never seen it before.
B: Go ahead! It won't bite. It's just a fruit.

AさんがBさんに、「このフルーツ、食べてみたほうがいい?見たことないんだけど。」と言いました。それに対してBさんは、「食べなよ! It won't bite. ただのフルーツだよ。」と言いました。「go ahead」は「さあどうぞ、先に進んで」という意味で、相手に何かを促すときに使われる表現ですね。

これらの会話から「It won't bite.」にはどんな意味があると考えられるでしょうか。

It won't bite. = It won't harm you./It’s not dangerous

It won't bite.」は「It won't harm you.(君に危害を加えるわけではないよ)/It’s not dangerous.(危険ではないよ)」という意味になります。相手が何かを恐れていたり、躊躇していたりするときに、その不安を取り除くために使われます。

例文1では、プレゼンを前にとても緊張しているAさんに対してBさんが、「Don't be nervous. It won't bite. You'll do great!(緊張するなよ。君に危害を加えるわけではないよ。うまくいくよ!)」と言っていました。

例文2では、見たことがないフルーツを食べるのをためらっているAさんに対してBさんが、「Go ahead! It won't bite. It's just a fruit.(食べなよ!危険じゃないよ。ただのフルーツだよ。)」と言っていました。

また、下記のように「it」の部分に人が来ることもあります。

A: I want to ask the teacher a question, but he looks angry.
(先生に質問したいんだけど、怒っているみたい。)
B: Don't worry! He is very kind. He won't bite!
(大丈夫だよ! 彼はとてもやさしいよ。君に危害を加えるわけはないよ。)

まとめ

いかがでしたでしょうか?「It won't bite.」は「It won't harm you.(君に危害を加えるわけではないよ)/It’s not dangerous.(危険ではないよ)」という意味でした。相手が何かに対して恐怖や不安を感じているときに、「It won’t bite.」を使ってみてください!この記事が皆さまの英語学習のお役に立てばうれしいです!

英会話フォービー代表/TOEIC満点講師

英会話フォービー代表。明治大学理工学部卒業。システムエンジニアを経て、外資系コンサルティング会社勤務。一橋大学大学院にてMBAを取得し起業。TOEIC受験回数は100回超。初受験の500点台から990点(満点)までスコアを上げる。現在、大学、企業、英会話スクールにて幅広い層の学習者を指導。また、語学教材の執筆、英語学習者向けYouTubeチャンネル「ForBenglish」(登録者数13万人)の運営を行う。

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