【京都市右京区】キッシュとなぜか京シューマイとワインの店の店主はエレファントカシマシ推し 味は絶品!
松尾大社から東へ松尾橋を越えてしばらく歩いていると、マンションの1階のテナントスペースに「ハレルヤ わいんとしゅーまいときっしゅ」の看板を見つけました。またレアな取り合わせだなと感じて、興味を持ったので2024年12月12日に入ってみることに。
いつもの通りがかりなのですが、このビルの1階がテナントスペースだったとは知りませんでした。かつては居酒屋などもあったようですが、今は飲食店はこのハレルヤさんだけのようです。イルミネーションで飾り付けをした象のマークの暖簾をくぐると明るい店主が素敵な笑顔で迎えてくださいました。
メニューは豊富で、ホタテ貝柱のお出汁仕立てや自家製キーマカレー、しらすとキャベツのペペロンチーノや大葉のジュノべーゼとハモンセラーノ生ハム、香住のカニのクリームコロッケや馬肉のカルパッチョや釜揚げしらすとみつばのオムレツなどまだまだあります。
ランチタイムでしたが昼呑みもしっかりできるようです。北海道ワインを中心にワインはもちろん、焼酎やハイボール、日本酒なども充実しています。アテプレートと1ドリンクの「昼呑みセット」1000円のオレンジワインとせっかくなのでキッシュとシューマイ3種盛りを注文しました。
一から手作りの大きめの昆布だしの効いた京シューマイはごろごろ肉とぷりっとした海老の旨味が活きて、ほこっとした皮とマッチ。他のプレーンとチーズも看板にあるだけあって絶品です。そして、濃い生クリームと新鮮玉子をたっぷり使った、厚切りキノコとほうれん草が入ったキッシュも手作りの優しさがこれでもかと伝わってくる「絶対美味い奴」でした。
店主の濱口陽さんは、キッシュとかアップルパイの店で10年修業しました。転勤族の御主人の北海道勤務が長かったので、北海道ワインの魅力に魅かれて、陽さんの地元の桂川沿いでキッシュ専門店を開いて、北海道ワインを出したいと思うように。ワインを気取らず手軽に飲んでもらいたいとの思いからシューマイも出すことにしたんだそう。
コロナ禍の困難な中で始めた店も4年目となりました。実は濱口さんは、若いころからデビュー35周年を迎えるロックミュージシャンのエレファントカシマシ推し。店名の「ハレルヤ」は、同グループの宮本浩次さんの曲名からとりました。前向きで後押しされる感じがしたのだそう。この店でファンの集いを開いたこともあるのだとか。
暖簾や店内に象のグッズが多いのもそれでだったんですね! 香辛料が入ったナッツの薬味デュカやキャロットラぺやガーリックの効いた大人のポテサラなど一品も美味しいです。濱口店主は「直接お腹に入るものやからいいかげんなもの作りたくないんです。奇をてらわないけどまた行きたいなと思う店にしたい」と常に来客のニーズに合わせて試行錯誤をされているようです。
松尾大社や梅宮神社などに来られた際には立ち寄ってみてください。
「ハレルヤ わいんとしゅーまいときっしゅ」(外部リンク)京都市右京区梅津尻溝町8 タウンハイツ嵐山1F 075-406-1101