【京都市】暑さが続いた影響で紅葉時期が大幅に遅れました。京の寺院が次々と秋の拝観を延長しています!
京都では、寺社仏閣などの紅葉時期が大幅に遅れ、2024年12月10日の時点でもまだ見ごろの処も多いようです。そんな中、元々通年参拝が可能な神社などはそのまま楽しめますが、秋の特別拝観などを行ってきた各寺院などでも拝観期間を延長するところも出ています。
左京区一乗寺にある「金福寺」は松尾芭蕉ゆかりの俳諧の聖地として、また大老井伊直弼の女スパイとも言われた村山たか女ゆかりの寺院としても知られます。その金福寺では、「紅葉の見ごろが続きますので」として、連続拝観期間を12月15日まで延長することをInstagramなどで発表しています。
西陣の八百屋の娘ともいわれる玉が徳川5代将軍綱吉の生母として大奥のトップにまで上り詰めて桂昌院となった玉の輿伝承や阪神淡路大震災の際のエピソードから落ちないお守りなどが人気の西京区の「善峯寺」でも境内の紅葉の見ごろが続くため、元々12月4日までだった期間を中旬ごろまで延長しています。但し早朝拝観などは終了しているようです。
同じ西京区で善峯寺よりさらに小塩山山上に近い「金蔵寺」でも、寺務所に伺うと、この寺名物の石段に絨毯が敷き詰められたように続く散紅葉が始まったところで、これから今週末辺りまで一層風情ある風景が広がりそうだとのことでした。
空海ゆかりの寺院でもあり、フォトジェニックな花手水がSNSでも話題となり、花手水発祥の地としても知られる長岡京市の「柳谷観音 楊谷寺」(外部リンク)も秋の特別公開を12月15日までの拝観期間の延長を発表しました。
また、苔むした土と竹林に囲まれてオレンジに淡く美しく輝く紅葉で知られる西京区の「竹の寺 地蔵院」(外部リンク)でも受付の方に伺うと、「今年はかなり遅れていますね。まだ青々している樹もあります」と話されていました。こちらは通常拝観が引き続き可能です。
一層冷え込む時期となりましたが、紅葉はまだ楽しめそうですね! お出かけの際は体を温かくしてお出かけくださいね!