【川越市】切りおとしバウムに自由にトッピング! 新感覚のバウムクーヘン専門店がオープン!
2022年7月22日、川越観光の中心地・一番街から小道を入ったところに新たにお店がオープンしました。お店の名前は「川越バウムLab.(ラボ)」で、テイクアウト(食べ歩き)のバウムクーヘン専門店です。その商品である「切りおとしバウム」はとても美味。その美味しさの理由は……。
その日に焼いたバウムクーヘンをその場で切りおとす
さっそく、美味しさの理由から紹介しましょう。こちらのバウムクーヘンはその日のコンディションに応じて材料の配合を調整した焼きたてなのです。それに、そのバウムクーヘンを店頭にて目の前で切りおとしてくれます。カットの方法はバウムクーヘンの本場・ドイツのメジャーな方法ということで、いろいろな工夫がぎっしりと詰まっています。では、「切りおとしバウム」をご覧いただきましょう。
「切りおとしバウム」は他にもいろいろな種類が用意されています。
もう一つ、大きな特長があります。こちらは有料で各種トッピングが用意されていて、自分の好みに合った「切りおとしバウム」に仕上げることができるのです。
私はこのようなスタイルのスイーツを見たことがなく、これは新感覚のバウムクーヘンといえるでしょう。
川越の街を盛り上げたいという想いでスタート
「川越バウムLab.(ラボ)」を運営しているのは笛木醤油株式会社(以下笛木醤油/本社(醤油蔵)/埼玉県川島町)です。笛木醤油では以前からバウムクーヘン「金笛木桶バウム」を販売しています。「なぜ、醤油の会社(蔵元)がバウムクーヘンを?」と思い、以前、12代目当主・笛木さんにお話を伺いました。そのときのお答えは次のような内容でした。
「家訓というほどのものではありませんが、笛木醤油が約230年続いているなかで、大切にしてきたのが地域とのつながりです。そもそも、こちらで醤油をつくれるのは、地域の恵みである、いろいろな原料を使わせていただいているからです。それにこの辺りには美味しい卵を生産なさっている方もいますし、イチゴの産地としても知られています。そのような、この地域ならではの食材を使いつつ、新しい地域のお土産をつくりたいとスタートしたのがバウムクーヘンです」
本社(醤油蔵)の所在地は川島町といっても、川越から見ると入間川を渡ってすぐのところにありますし、川越市内の笛木醤油のお店として、「川越バウムLab.(ラボ)」の隣にお食事処「うんとん処 春・夏・秋・冬」、醤油の販売店「金笛直売店 川越店」があります(この三つの施設は併設ともいえます)。
また、バウムクーヘン事業をスタートしたのは、「新型コロナウイルスの打撃を受けて観光客が減った川越の街を盛り上げ、魅力の向上に寄与したい」という想いもあったそうです。なるほど、その想いこそが、こちらのバウムクーヘンの美味しさの一番の理由なのかもしれません。ぜひ、皆様も味わってみてはいかがでしょうか。
【店舗情報】
- 店名/川越バウムLab.(ラボ)
- 住所/埼玉県川越市幸町10-5
- 営業時間/11:30~15:00(なくなり次第終了)