【武蔵村山市】村山織物協同組合で村山大島紬展が11月25日(月)まで開催中!
武蔵村山市と周辺エリアの気になるスポットや話題を紹介しているライターのむさむらんどです。
武蔵村山の伝統工芸品である村山大島紬の展示が、11月25日(月)まで村山織物協同組合で開催されているので行ってきました。
青梅街道沿いにある村山織物協同組合の建物は、市の有形文化財に指定されていて歴史的価値があるものなんです。
正面の重厚な玄関からおじゃまして、スリッパに履き替え2階に上がります。すると、そこはけっこう広めなスペースになっていて、ずらりとたくさんの村山大島紬が並んでいます。これだけの数が集まることもなかなかないので貴重な機会ですね。
村山大島紬の歴史は江戸時代中期に創り出されたと言われ、変遷をたどり昭和初期に現在の技術が確立されました。普段着として普及した高度経済成長期には大きな需要があったそうです。昭和42年に東京都指定の無形文化財に、昭和50年に通商産業大臣(現経済産業大臣)より伝統的工芸品の指定を受けました。
村山大島紬の特徴は、絣板(かすりいた)を用いた板締め注入染色という技法。今では絣板製造業者は無くなったしまったそうですが、現存する板を組み合わせるなど工夫して新たな模様を生み出しているそうです。
反物以外にも村山大島紬で作った財布や名刺入れ、眼鏡ケース、ネクタイ、ストールなども展示販売されています。
会場にはこんな展示もありました。最盛期には有名俳優を起用してテレビCMやポスターなども作っていたんですからすごいですよね!
100円で村山大島紬のしおりづくりが体験できるコーナーもあります!
なお、村山大島紬展は11月25日(月)までですが、展示の一部は開催期間以外でも見学できるとのことです。興味のある方はぜひお立ち寄りください。
村山大島紬展
日時:11月23日(土)~25日(月)10:00~16:00(最終日は15:00まで)
場所:村山織物協同組合2階(東京都武蔵村山市本町2-2-1)
問合せ:042-560-0031(村山織物協同組合)