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【秋田県由利本荘市】看板メニューは黒~いカレー!一人でふらっと立ち寄りたくなる「喫茶ひまわり」

佐藤らなこ地域情報発信ライター(由利本荘市・にかほ市)

こんにちは!地域情報発信ライターの佐藤らなこです。


ゴールデンウィークが終わり、体重がうなぎのぼりです。先日、夫に顔がパンパンだと言われました。自分でもそう思います(笑)でもね、引き続きおいしいお店の探索は続けますよ。

SNSで見かけて、ずっと気になっていたお店がありました。場所がよくわからなかったのですが、ある日散歩中に偶然発見!

というわけで本日は、由利本荘市にある「喫茶ひまわり」をご紹介します。スパイシーな黒いカレーが看板メニューです。

「喫茶ひまわり」

「喫茶ひまわり」の外観
「喫茶ひまわり」の外観

「喫茶ひまわり」(※以下「ひまわり」と表記します)は、JR羽後本荘駅から徒歩数分のところにあります。隣りは松屋第2サイクルパーキング、目の前は本荘整形外科です。

駅からすぐ近くといっても大きな道路沿いにあるわけではないので、「知る人ぞ知る店」ということになるでしょうか。

駐車場はなさそうだなと思っていたら、近くに2台分あるとのこと。初めて行かれる方は、お店に立ち寄って場所を確認してから利用することをおすすめします。

営業時間の案内
営業時間の案内

営業時間を見てビックリ!長~い!昼の部、夜の部と分けられていることもなく、通し営業です。

さらに定休日もなし!客側としては利用しやすくてありがたいのですが、週休二日が当たり前の私としては、休みなく働いて大丈夫なのか心配になってしまいます。

しかし店主さんによると、生活リズムができあがっているので、逆に休む(=店にいない)と落ち着かないんだそう。

店内の様子

店内の様子
店内の様子


さて中に入ってみると、右側にカウンター席、左側にボックス席がありました。

なお、ひとつ前の写真にチラリと写っていましたが、「ひまわり」は喫煙可能店です。ここ最近は喫煙できる店が少なくなってきているので、愛煙家の方々にとっては貴重な存在となっています。

店内は分煙にはなっていないので、タバコを吸わない人にとってはどうなのかなと思ったのですが、居合わせたお客様同士で配慮し合っていて、これまでトラブル等はないとのこと。また、換気には気を付けているそうで、私(非喫煙者)が訪問した時はタバコ臭さはまったく感じませんでした。

カウンター席
カウンター席


この日はちょっと遅めのお昼ご飯で、14時前頃に訪問。その時点では他にお客様はいなかったこともあり、カウンター席を利用することにしました。

14時半頃だったでしょうか。カウンター席に座り、何も注文していないのにコーヒーが出され、店主さんと談笑して、10~15分程でさっとお帰りになったお客様がいました。

店主さんにおうかがいしたところ、常連さんはいつも注文するものが同じだから、ちがうものが飲みたければ、そう言ってくるんだそう。「いつもの」とも言わずに成立する、店主さんと常連さんのやり取りがとても興味深かったです。

ボックス席
ボックス席


また「ひまわり」では、お一人でいらっしゃるお客様がほとんどなので、カウンター席から埋まっていくそうです。

でも、ボックス席も魅力的に思えます。食事じゃなくて、ドリンク1杯でまったり過ごす時はこっちの席もいいかも。


仕事の後にコーヒー1杯飲んだり、大勢での飲み会の後に一服したりなど、一人静かに過ごすお客様が多く、「ここが家に帰る前に気持ちの切り替えをする場所になっているみたい」と店主さんはおっしゃっていました。

ひまわりの絵が飾られている
ひまわりの絵が飾られている

ボックス席側の壁には、ひまわりの絵画やポストカードなどがたくさん飾られています。店名にあるように、店主さんは「ひまわり」がお好き。店内のひまわりの絵は最初はひとつだけだったのですが、お客様からいただくなどして少しずつ増えていったんだそう。

ひまわりがあしらわれたアンティーク調の時計は、海外から取り寄せたもの。「想像していたよりもサイズが大きかったけど、無事にスペースにおさまった」と店主さんが楽しそうにお話してくれました。

メニュー

メニュー(喫茶の部)
メニュー(喫茶の部)


さて、メニューを見てみます。

「喫茶の部」にはカレー、スパゲティ、ピラフ、うどんやそば、ピザ、ケーキ、アイスクリーム、ドリンク類がありました。これらは夜も注文OKとのこと。

看板メニューはカレー。いちばん人気もやっぱりカレーだそう。カレーはポーク、ビーフ、ハンバーグの3種類があります。

メニュー(夜の部)
メニュー(夜の部)


裏面には「夜の部」のメニューがありました。夜のおつまみの内容は、店主さんのおまかせです。

人に出せるような料理をしたことがなく、接客も苦手だった店主さんが「ひまわり」を始めたのは、今から28年前。

当時勤務していた会社を辞めることになり、その時のお客様より「土地と建物があるから、何か商売してみたら」と言われ、考える暇もなく、お店の内装工事が始まり、その間に東京でさまざまな料理を学びました。

ちなみにオープン日が4/1だったので、周囲には冗談だと思われていたらしいです(笑)

やりたくて始めたわけではなかったので、10年経ったらやめてもいいかなと思っていた店主さん。ですが、一度体調を崩して休業し、再開した時にお客様が大勢来てくれて、ありがたみを感じたそうです。そこから、自分の気持ちが改まったとのこと。

「お客様にすごく恵まれている」と話す店主さんの笑顔がとっても素敵でした。

噂の黒~いカレー!

ハンバーグカレー(900円)
ハンバーグカレー(900円)


この日はカレーを食べるって決めていたのです。黒いカレーの噂を耳にしていたので!

ポーク、ビーフ、ハンバーグと3種類ある中から、私はハンバーグカレー(900円)を注文しました。

カレーの他に別皿で福神漬、サラダ(この日は大根とにんじん)がセットで、食後にコーヒー(アイスorホット)かお茶がつきます。

上から見るとまんまるなフォルム
上から見るとまんまるなフォルム

まんまるなフォルムは、ご飯をリング状にしているから。真ん中の穴にカットしたハンバーグが詰め込まれ、さらに上に積まれています。そして、黒いカレーがたっぷりと!こんな盛りつけで出てくるとは思わなくて、つい「わぁ~」と声が出てしまいました。

真ん中に盛られたハンバーグ
真ん中に盛られたハンバーグ

この写真では、残念ながらあまり黒さは伝わらないですね。カメラのレンズを通すと、ちょっと違う色になっちゃいます。ぜひとも肉眼で見ていただきたい!

この黒さはポークカレーだと薄く、ビーフカレーだと濃いとお聞きしたので、次回は色の濃淡を比べてみたいと思います。

このカレーの黒さは何なのかについては、ぜひ食べに行って店主さんに聞いてみてください。イカ墨ではないそうですよ~。

真っ黒なカレーはスパイシー
真っ黒なカレーはスパイシー

カレーはとってもスパイシー。私の発汗センサーが働き、じわっと汗がにじみました。ただ辛いのではなく、まろやかさもあり、奥深い本格的な味です。クセになるぅ~!

コーヒーやヨーグルトの他、14~15種類のスパイスを使っていて、にんにくやしょうが、玉ねぎなど野菜も溶け込んでいるんだそう。

このレシピは28年前に開業するにあたり、店主さんが東京で学んできたもの。その味をずっと守り続けています。

黒いカレーを見てみたくなりましたか?食べたくなりましたか?気になった方はぜひ「喫茶ひまわり」へ一度行ってみてください。

【喫茶ひまわり】
住所:秋田県由利本荘市花畑町2-9
電話番号:0184-24-0011
営業時間:9:00~23:00
(※日曜日のみ 11:00~21:00)
定休日:なし
駐車場:あり(近隣2台分)
※喫煙可能店です。

※本記事の内容は取材時のものです。

※本取材では「喫茶ひまわり」の店主 長谷山様のご協力により、お食事を無償で提供いただきました。本記事制作にあたってはガイドラインに基づき公平中立に制作しています。

地域情報発信ライター(由利本荘市・にかほ市)

生まれも育ちも秋田市。夫の転勤に伴い、2022年より由利本荘市在住。おいしそうなものや楽しそうな場所、おもしろそうなことにいつもアンテナを張っています。元旅行会社勤務の視点と住民目線との両方から由利本荘市とにかほ市の魅力を発掘し、ワクワク楽しくなる情報をお届けします。

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