【秋田県由利本荘市】川ガニは今が旬!「田吾作」手作りのカニみそは、ご飯のおかずや酒の肴に最適
こんにちは!地域情報発信ライターの佐藤らなこです。
春と秋に由利本荘市内のいくつかの直売所で見かける「川ガニあります」の看板やPOP。
気になってのぞいてみるものの、私がイメージするカニとは色も見た目も全然違うし、どうやって食べるのかもわからないし。そんなわけで、これまでは川ガニをじっと眺めているだけでした(笑)
このたび、川ガニのカニみそを食べる機会が到来!というわけで今回は、由利本荘市東由利にある「田吾作」手作りのカニみそを食べてみた感想をお届けいたします。
ショッピングプラザ ぷれっそ
道の駅東由利に行った時には必ず立ち寄る、同敷地内のショッピングプラザぷれっそ。手作りのカニみそを提供する「田吾作」は、この建物内にあります。
とある日、Xで川ガニについての疑問(食べ方や川ガニ料理を提供するお店について)をつぶやいたところ、ぷれっそのスタッフの方からご返信いただいたことが事の始まり。
「とくさん市場」で川ガニ販売中!
この日、実は川ガニのことはすっかり忘れて、ぷれっそ内の直売所「とくさん市場」で、何か旬の野菜や果物はないかと物色。
すると、レジ横に川ガニの販売コーナーが設けられていることに気付きました。
この辺りでは春と秋に川ガニ漁が解禁となるそうで、まさに今が旬。天候によりますが、秋の漁は9~11月中旬頃まで行われるそう。
「秋の方がみそが多くて、おいしいですよ」とスタッフの方が教えてくださいました。川ガニを食べたことはなかったのですが、カニみそは大好きなので、とても気になります。
この川ガニとはモクズガニ(藻屑蟹)のこと。日本各地の河川に生息していて、ハサミや脚に藻屑のような毛が生えていることが名前の由来です。
この日は200円、400円、600円、800円とサイズごとに異なる値段がつけられた川ガニが販売されていました。800円の川ガニを見せてもらったんですが、うぅ~、思っていたよりでかい!私にはこれを調理する技術はもちろん、勇気もないなと痛感しました。
食べ方の案内も出ていたので、読んでみました。ちなみに事前に教えてもらった情報もそうだったんですが、カニみそ以外は塩茹でか味噌汁が定番とのこと。
茹でるのは文章を読むと簡単そうに思えるんだけど...。誰かが作ってくれたものさえ食べたことがない私としては、川ガニそのままを購入するのはやっぱり躊躇してしまいます。
※「とくさん市場」では、川ガニは毎日店頭に並ぶわけではないようです。
まんぷく処 田吾作
この時、急に思い出したんです!「東由利地域には川ガニのカニみそを提供するお店が2軒ある」と、ぷれっその方からXでのやり取りで教えてもらっていたことを。しかもそのうちの1軒はすぐそこ。
というわけで向かったのは、「とくさん市場」の目の前にある「田吾作」です。同じくぷれっその建物内にあります。こちらは、うどんやそば、ラーメン、定食などを提供する食事処です。
あ、これこれ!入口に「カニみそ」のPOPが発見。早速お店の方に声をかけてみました。
ちなみに私はてっきり店内で食べていくものとばかり思っていて、一人で食べれるかなと「量はどれぐらいありますか」と聞いたんですが、基本的には持ち帰りのよう。
お店で食べて行きたければ、そのようにもできるそうです。食べてみた今言えるのは、これはご自宅でゆっくり食べるのがおすすめ!
カニみそ購入してみました!
カニみそは1個550円。「田吾作」で手作りしたものです。私は2個購入しました。市外から予約が入るほど人気があるんだそう。そう聞くと、ふらっと立ち寄って買えたのはラッキーだったのかもしれません。
なお、常に在庫があるわけではないので、ご購入希望の方は事前に問い合わせてからお店に向かわれることをおすすめします。販売時期は11月中旬頃までだそうです。
カニといえば、毛ガニのイメージの私は、茹でたカニを甲羅を開けて、そのままスプーンでカニみそをすくって食べるものという頭しかありませんでした。
でも、川ガニのカニみそを作るのには少々手間がかかります。「とくさん市場」に掲示されていた作り方によると、生のまま取り出したカニみそに味噌、みりん又は砂糖を加えて混ぜ合わせたものをカニの甲羅に戻し、弱火で約10分焼くんだそう。お好みで酒粕や卵の黄身を加えると、風味が増すとも書かれてありました。
とすると、混ぜ合わせる調味料やその分量により、それぞれのお店やご家庭で味が少しずつ異なるのかもしれませんね。
このカニみその食べ方を「田吾作」の方にお聞きしたところ、以下のようにお答えいただきました。
- お酒と一緒のこのままチビチビと
- お味噌汁に少量溶かす
- 白飯のおかずとして
まずはこのまま一口食べてみました。日本酒に合うと思います。そしてちょっとしょっぱいので、秋田県民が好きそうです(笑)
我が家ではちょっと洋風に、クラッカーにクリームチーズとカニみそを一緒にのせて食べてみました。おいしかった!あっという間に食べ切ってしまいました。機会があったら、次は白ご飯にも合わせてみたいです。
下処理済の川ガニも!
こちらは下処理済の川ガニです。一袋に4~5匹入って400円。「田吾作」で販売しています。塩茹でか味噌汁にするのが定番であり、いちばん簡単と教えていただきました。
その他、海鮮系の鍋の具材として、また天ぷらや唐揚げもおすすめとのことです。料理があまり得意ではない私としては、ぶち込んで煮るか茹でるを選びます。
ということで、味噌汁にしました。写真を撮るのを忘れてしまったのですが、できあがったものが正解なのかどうか。途中、カニみそをちょっと溶いて飲んでみたところ、風味が増した気がします。ごちそうさまでした!
秋の味覚、川ガニ。初めて食べました。地域ならではの食材や料理を食べてみるというのは、なかなかおもしろいものです。まだ食べたことがなくて川ガニやカニみそが気になる方は、ぜひ一度お試しあれ~。
【まんぷく処 田吾作】
住所:秋田県由利本荘市東由利老方字畑田38-1(ショッピングプラザぷれっそ内)
電話番号:0184-62-4111
営業時間:10:00~18:30
定休日:水曜日
駐車場:あり(道の駅東由利の敷地内駐車場利用)
※本記事に記載の情報は取材時のものです。
※本取材では「田吾作」様のご協力により、川ガニを無償で提供いただきました。本記事制作にあたってはガイドラインに基づき公平中立に制作しています。