前回訪れて、その美味しさに絶大な信頼を置いた『麵屋ブルーズ』さん。
お店の前を通りかかると、空席が見えたので「これはラッキー！」とばかりに立ち寄りました。

前回は一番のおすすめの『白そば』を食べて、そのおいしさに感動しました。いつも新しいラーメン作りにチャレンジしているというブルーズの『裏そば』。

今回は気になっていた『裏そばvol.7』に挑戦です。注文ではなく挑戦と言ったのには訳があります。

今回の裏そばは、『サーモンピンク（￥1200）』。メニューの写真を見ると、なんとスープがピンク色をしています。ピンク色の正体はペースト状にした銀鮭。

こんな鮮やかなピンク色になるという事は、どれだけふんだんに銀鮭を使っているの？と思わず聞きたくなる今まで見たことも食べたこともない、正しく新感覚のラーメンです。

輸入物が多い中、国内熊本産の銀鮭を焼いて骨を取りペースト状にしたものをそのままスープとして使っていそうで、こだわりが感じられます。
麺は以前白そばで感動した『叶屋』さんのシコシコの中細麺。
針生姜、白髪ねぎはふんだんに、厚めの鶏チャーシューと黒胡椒、色どり綺麗なアスパラガスがトッピングされています。
スープを一口飲むと、ほのかに感じる凝縮された鶏のダシ、銀鮭特有の旨味とコクが充分に感じられます。

生ぐさくなりそうですが、ふんだんに入った針生姜と白髪ねぎが調和して、コクと旨味だけを感じられる危ういバランスの絶妙さがくせになる美味しさ。黒胡椒のアクセントが調和した全体の旨味をさらに引き出しています。

余りにも計算され尽くした味に、顔を上げる暇もなくひたすら食べてしまいました。

今年の4月21日で6周年を迎えたという『麵屋ブルーズ』。おしゃれな店内、掃除が行き届いた店内はいつでも新鮮な感じがします。

そしていつまでもチャレンジ精神を忘れないオーナーさん。これからの新しいラーメンに期待を膨らませながら、私もまだまだチャレンジ精神を忘れずにいようと、おいしい裏そばに力を分けてもらいました。