2023年10月13日、名古屋市西区のヨシヅヤ名古屋名西店にケンタッキーフライドチキンの新店がオープンしました。
ケンタッキー日本1号店がかつて名古屋市西区にあったことから、記念プレートや当時の様子が分かるパネルなどが設置されています。
オープン2日目、様子を見に行ってきましたので、ご紹介します。

場所は一階食品売り場の入り口付近。
晩御飯のおかずの一品に、ついで買いしてしまいそうな立地です。
ドライブスルーはできないものの、駐車場から近い1階なので、気軽に立ち寄ることもできますね。
見ていると老若男女、次々と吸い寄せられ、2日目の夕方17時頃でも行列ができていました。

日本でのKFCの歩みは名古屋市西区からスタート

ケンタッキーフライドチキンが日本に上陸したのが1970年の3月。大阪万博で期間限定の店舗として日本にやってきました。
それを除いた常設店舗の日本1号店と言えるのは、1970年11月にオープンした名古屋市西区のダイヤモンドシティ・名西ショッピングセンター（現在のイオンタウン名西の場所）にあった名西店とされています。

東京でも大阪でもない。市内といっても名駅でも、栄でもない。
名古屋市西区がKFC国内初出店の地だったことが意外であり、地元民としてはちょっと嬉しくもあります。
ただ、当時は先進的過ぎたのか、オープン翌年に閉店してしまったそうです。
その後も西区には、上更交差点の近くにケンタッキーの路面店ができ、何度か利用した覚えがあります。ドライブスルーもあり、便利でしたが、そちらも閉店済み。
今回のオープンは「西区におかえり！ケンタッキー！」という気持ちです。
西区での復活は喜ばしいですね。

国内１号店であった当時の名西店がオープンしたのが11月21日であることから、この日は「フライドチキンの日」と制定されていますよ。

記念プレート

こちらの店舗の特徴の一つ『国内1号店　発祥の地』と書かれた記念プレート。よく目立つ正面左手に設置されていました。
実際にはヨシヅヤ名古屋名西店から、国内1号店があったダイヤモンドティ（現在のイオンタウン名西）までは約3キロほどの距離があります。
ですので、ケンタッキー発祥の地と表記されていますが、ピンポイントにこの場所を表しているのではなく、大きなくくりで西区から始まったという意味かな、と個人的には受け止めました。

ここでしか見られないアートワーク

店舗右手には専用イートインスペースがありました。
カウンターと小さなテーブルが3席ほどのコンパクトなスペースです。
50年以上前の1号店の様子をしのばせるパネルや、カーネルサンダースの象徴的アイテム、ストリングタイが目を引きます。
日本で唯一この店舗でしか見られないそうで、思わず見入ってしまいました。

食欲の秋　そそられるキャンペーン

オープン記念の限定福袋が気になっていたので、店員さんにお尋ねしたところ「初日に完売しました！」とのこと。1212店目であることにちなんで、先着1,212個限定という告知を見かけたので、初日は相当な盛況だったのでしょう。
オープン2日目でもまだ買えるかもと、期待していましたが甘かったです。

ヨシヅヤ名古屋名西店独自のオープン記念の福袋は終了してしまいましたが、10月24日(火)までの全店的なキャンペーンは行われています。

• カーネルクリスピー3ピース　今だけ半額！　￥810 →￥400
• 秋のトクトクパック　サイドが＋１個無料　など

食欲の秋、おいしいフライドチキンをテイクアウトするもよし、国内1号店のパネルを眺めつつ、イートインスペースを利用するもよしです。
ケンタッキー・フライド・チキン ヨシヅヤ名古屋名西店に足を運んでみてはいかがでしょうか。