Yahoo!ニュース

“自己肯定感”ってなに?勘違いされがちな“自己肯定感”を保育士がたった1分で分かりやすく解説!

ぽん先生保育士

こんにちは!ぽん先生です。

「少しでも楽しく子育てを!」をモットーに、現在子育てや育児に関する情報の発信を行っている現役の保育士です。

今回は意外と分かりにくい「自己肯定感」を誰にでも分かりやすく1分間で解説していきたいと思います。

※動画は1分10秒です。

最近は子育てに関する情報の中で“自己肯定感”という言葉をよく目にすると思います。

ところで、自己肯定感というのはどういう意味なのでしょうか?

言葉の意味をを調べてみると『ありのままの自分を肯定する感覚のこと』などと書かれていて、どういった意味なのかイマイチ分かりません。

調べてみても「自己肯定感の高い人の特徴」などといった情報ばかりで、それがどういったものなのか見つけられないばかりか、誤った情報を目にする機会もあります。

これほどまでに注目されるようになった自己肯定感ですが、分かりやすく言うとどういったものなのでしょうか。

これで簡単に解決!

自己肯定感の高さは一言でいうと、現実の自分を見ているか、理想の自分を見ているかの違いです。

分かりやすく解説していきましょう。

人間は「現実の自分の姿」と「理想の自分の姿」のイメージを持っています。

自己肯定感が低いと言われる人は、理想の自分の姿を本当の自分だと捉え、そこを基準にして物事を考えるのです。

そのため、現実の自分は理想からの減点方式で成り立っているのです。

すると、今の自分は足りないものだらけのダメな人間だと感じてしまいますね。

これが自己肯定感が低いと言われる状態です。

手の届くかも分からない理想を追いかけ、それに到達しない限りは自分に価値が感じられなくなってしまいますね。

そのため、周りの人を見下し、少しでも上に立っている自分に何とか価値を見出そうとすることになるのですが、自分が日々少しずつ成長したところで目標が達成できていないダメな自分だという考え方から抜け出すことができないのです。

一方で、自己肯定感の高いと言われる人は現実の自分が基準になっています。

「コツコツと色んな経験を積み上げてきたから今の自分がある」というように考えるのです。

つまり、前述したような減点方式ではなく、加点方式で自分を捉えているのですね。

だからこそ、これまで少しずつ成長してきた自分のことを自信に思えるだけでなく、これからも少しずつ目の前にある課題に挑戦しながら、成長していく喜びを感じるられるのです。

別の言い方をすれば、自己肯定感の高い人と低い人の違いは、理想と現実の区別がついている人という見方もできるでしょう。

決して高い目標を持つことがダメなわけではありません。

両者がともに同じ目標を持っていても、それを見る時の基準1つで自分への価値観が全く違ってしまうということです。

自己肯定感は上がったり下がったりすると考えるよりも、自分の理想と現実にはっきりと線引きをして、今の自分にできることを考えることが大切だと言えるでしょう。

※ここまで自己肯定感についてお話ししてきました。
ご自身の自己肯定感ではなく、子育てにおいて我が子の自己肯定感を育みたいと考える際には、「自分」を「子ども」という言葉に置き換えてお読みください。

いかがでしょうか?

動画ではイラストを使って分かりやすく解説しているので、気になる方はそちらもご覧ください。

面白いと思ったら、ぜひ試してみてくださいね!

_________________________________________________

その他の育児に関する動画は ぽん先生のYouTubeチャンネルからご覧ください!

育児や保育園に関する質問は ぽん先生のYouTube質問フォームより募集中!

保育士

東京都で働く保育士。「少しでも楽しい子育てを!」をモットーに活動中。

ぽん先生の最近の記事