【東大阪市】隠れパワースポット!領民に慕われた領主を祀る。
今回は、東大阪市にある神社仏閣の話題です。生駒山の麓にある「丹波神社」。水害と戦って来た河内の様子を現代に伝える貴重なスポットです。
「丹波神社」は、近鉄奈良線「石切駅」から北西へむかい、日下新池から少し下ったところに鎮座しています。お百度参りや力石などがあるパワースポットです。お百度参りと聞くと、さすが石切の地だなと感じることができますね。
こちらの神社では、「曽我丹波守古祐」を祀っています。かつて日下の領主であり、この地に起こる水害から領民を守るため、池を作ったりして生活の基盤を支えてきました。その功績を称え、この地に社殿が作られたそうです。
この地の人々は、丹波守の道徳を信じて崇めていたそうです。それに因んで、「曽我丹波守古祐」の25回忌にこの神社が建てられたそうです。
この社殿の横に「力石」があります。この石を持ち上げるとご利益があるそうです。かなり重いので、足の上に落としたりしないよう気をつけて触ってください。
「丹波神社」のすぐ横には「八幡神社」があります。河内の地域はいたるところに八幡さんが祀られています。羽曳野市の生駒山麓の近くに応神天皇陵があるため、ご当地感を感じることができます。
八幡さんのすぐ横には、戦死者を祀る碑が建てられています。日露戦争戦没者の碑もあるので、この地域からも兵隊が徴収され多くの人が亡くなったのでしょうか。
敷地内には、日下太鼓台が保存されている蔵があります。来月10月9日には、新調の肩合わせがここで行われるようです。その迫力をぜひ感じてみてください。
丹波神社
【住所】大阪府東大阪市日下町1丁目4−46
【アクセス】近鉄奈良線「石切駅」より北西へ徒歩15分程度