借金癖、俺様束縛、10年間の二股…。人をすぐに信用するのが私の欠点です~おみおじリポート(141)~
結婚相手はすぐに借金をしてしまう人。私たち家族も怖い思いをしました
※2023年3月2日追記:田村さんはご本人の希望で婚活を休止しています。新たなお見合い申し込みは受け付けていません。ご了承ください。
こんにちは。大宮です。自分の周囲にいる独身男女の婚活を前のめりで支援する「お見合いおじさん活動(略称:おみおじ)」を婚活パーソナルトレーナーのマチコ先生と一緒に推進しています。僕の読者(この記事を読んでいるあなたも該当します)で「そろそろ結婚したい」という人をオネット(大宮ネットワーク)にお迎えし、良縁を結ぶことをお手伝い中です。本連載ではその活動の一端をレポートしています。オネット会員の種類(受けor攻め)と募集についてはこちらをご覧ください。
魅力的なのに男運(女運)が悪い人っていますよね。様々な異性を惹きつけられている結果と言うこともありますが、どこか脇が甘いところがあるのは否めません。その甘さやバカさ加減が魅力の一つでもあるのですが……。
企業所属のwebエンジニアである田村千恵さん(仮名、48歳)はその典型例。見た目がキレイで初対面の人とも楽しそうにお話しできるシングルマザーです。
「若い頃はアパレル関係の仕事に就いていましたが、他にもやりたいことが多すぎてお金を貯めてイギリスに渡り、英語とデザインを学びました」
すでに危険な香りがする経歴ですね……。長期的な安定よりもその時々の直感と好奇心を優先する若者だったのでしょう。
「帰国中に出会った人と結婚して娘を生んだのは27歳のときです。でも、結婚相手はすぐに借金をしてしまうような人で私たち家族も怖い思いをしました。自分と娘の将来を守るために離婚し、両親の協力も得ながら娘と2人暮らしを続けています」
客先常駐で社内イントラネットを管理・運営。自分で調整すれば好きなときに休めます
夫の借金問題で怖い思いをして離婚。わかりやすく苦い経験です。養育費などは期待できないので、田村さんは仕事の面では地に足をつけるようになりました。インポート雑貨のオンラインショップ経営はとりあえずあきらめて、娘との生活を安定させるために企業に就職。今は社員数が数千人規模の会社でいわゆる客先常駐の形で働いていて、社内イントラネットの管理と運営を任されているそうです。
「コロナ禍以降はほとんどテレワークです。サーバーを移転するときなどは深夜まで残業することもありますが、通常業務では残業はありません。専任は私一人だけの部署なので、自分で仕事を調整すれば好きなときに休めます」
このような適職を見つけることができたのは田村さんの努力でもありますが、職場との相性が良かったのだと思います。
一方で、パートナーには今のところ恵まれていません。離婚後、仕事先で知り合った男性と再婚を前提にお付き合いを始めたものの、束縛がひどすぎて病院で精密検査を受けるほどの体調不良に。
「最近までの10年近くお付き合いしていたのも仕事がらみで知り合った男性です。いろんなことに詳しくて話していても楽しかったのですが、前の奥さんとの関係が続いていることがわかって別れることにしました」
いわゆる都合がいい関係ですね。「人をすぐに信用してしまうところが私の最大の欠点」だと自覚している田村さん。自覚しても治らないからこそ欠点と言うのですよね。
心の門が開きっぱなしだから多様な人が来てしまう。でも、誰も来ないよりはマシです
「私は波長が合わない人とでも普通におしゃべりできてしまうので、いろんな男性が寄って来やすいのかもしれません。そして、疑うことなく付き合ってしまいます。今後はもう少し慎重にならなくちゃと思っています」
と言いつつ、「オタク傾向がある人とは友だち以上にはならないようにしている」と変なことを口走る田村さん。オタクは情報量が多すぎるのでつい聞き流してしまい、何度も聞き返すと怒らせてしまいそうだから、とのこと。
ここでマチコ先生がこらえ切れずに口を開きました。田村さんの男性選びのセンスのなさを言い募る前に、彼女の有望さを指摘します。
「田村さんは見た目がキレイだし、仕事もしっかりしていて軸のある生き方をされています。ふところが広いというか、心の門が開きっぱなしなので、『この人なら僕を理解してくれるかも』といろんな男性がやってくるのでしょう。誰も来てくれないよりははるかに良いことです」
そのうえで、誰と真剣に交際するかは自分だけで判断しないことを勧めます。その部分は田村さんの最大の弱点だし、オネットや結婚相談所のように仲介者がいる婚活ではその弱点を補ってもらえるからです。
「田村さんなら何人かの男性とはお見合いが組めて、仮交際にも進めると思います。その先をどうするかはぜひ私に相談してください。一緒に考えましょう」
大学生の娘との生活は数年後に終了。音楽とお酒は生活のパートナーと共有したい
さきほど田村さんが口走った「オタクだけは避けている」に関してですが、僕とマチコ先生の意見は異なります。肝心なのは趣味への強度や傾向ではなく、田村さんに対して穏やかで誠実な男性であるか否かです。
たいていのオタクは自分の偏りを自認しているため、恋人や家族に「またか。聞き飽きたよ」と邪険にされてもへこたれたりはしません。夫婦で会っても趣味の合うところだけで一緒に盛り上がればいいのです。ちなみに田村さんは音楽とお酒の2つは生活のパートナーと共有したいとのこと。
「仕事中はロックやパンク、ソウルなどのアップテンポの曲を聞いています。作業がはかどるからです。まったりしたいときはジャズやボサノバを流しています。無音だといろいろと無駄なことを考えてしまうので、生活には音楽が欲しいです。あと、私はお酒がとても好きなので、ある程度はお酒好きの方と一緒にいたいですね。そうでない方には気を遣ってしまいそうなので……」
大学生の娘さんとは「卒業したら就職して一人暮らしをする」という約束を取り交わしているという田村さん。寂しいけれど、そのほうが若者は成長できると確信しているようです。田村さん自身もそのほうが新しい生活を築きやすいでしょう。
自らも様々な経験をして成熟し、婚活に関してはオネットを頼ってくれた田村さん。音楽とお酒を愛する男性との縁をとりもってあげたいと思います。
※文中の受けオネット会員は仮名です。田村さんの詳細プロフィールやマチコ先生と大宮による超実践的婚活アドバイス(ヤフーの有料記事です)を読みたい方(=攻めオネット会員になりたい方)はこちらをご覧ください。