お菓子の蔵 太郎庵【会津若松市】にいでら工房店 会津スイーツ 買い物後は喫茶コーナーでカフェタイム
休みの日、飲食・観光・会津ぶらぶらしています「あいづ くらし」です。
お菓子の蔵 太郎庵(たろうあん)
太郎庵は会津坂下町(ばんげまち)に本社を持つ和菓子、洋菓子製造販売の店。
会津では知らない人もいないのですが、買い物をしてきましたので紹介します。
ホームページを確認すると14店あります。
行ってきたのは「にいでら工房店」。
地名なのですが、漢字では「飯寺」と書き、なぜ「にいでら」と呼ぶのかは不明、訛ったか?。漢字で書くと正しく読めない人も多いので平仮名表記になったと思います。
「にいでら工房店」には14店の中で唯一「タローパン」という太郎庵のパン屋が併設されていて、ファンも多く、最近「タローパン」を知り合いがやたら勧めてくれたのでそれも目的。
太郎庵 にいでら工房店 タローパン
太郎庵 にいでら工房店は、若松西バイパスから少し入ったところにあります。
高田橋から少し南。
ヨークベニマル(スーパー)の北側(高田橋寄り)。
庭は広く、花が咲き、擬人化された動物達のオブジェが楽しげ。
訪れた時はハロウィン飾りもされていました。
雰囲気は「お菓子の家」。
気分も上がります。
店内 会津を感じさせるお菓子がずらり
写真右が入口。
吹き抜けになって明るく開放的。
店舗は、入口と奥が喫茶コーナーで吹き抜け。
中央部分が2階のある構造です。
お土産、贈答用の箱詰めがありました。
店内、品揃えは豊富。
新発売 会津とろ〜り ショコラ 霧幻峡(むげんきょう)
新発売の商品もあります。
「霧幻峡」は只見川の川霧に包まれる幻想的な景色からの命名で、只見線の早戸駅付近を指します。早戸駅そばの船着場から渡し船が出ています(「渡し船」と呼んでますが、川を周遊するものです。以前は只見川を挟んだ集落を結ぶ渡し船でした)。
その名を冠したショコラが「霧幻峡」(むげんきょう)。
もちろん買って帰りました。
会津の天神さま
太郎庵の代表銘菓(個人的な主観)「会津の天神さま」。
太郎庵の1号店の開店とともに発売開始となった創業菓子。
ほんのりと甘いブッセに、塩味のあるクリームチーズがサンドされる、質実剛健というか、質実柔和なお菓子で、定番の「チーズ」に季節の食材を使った「会津の天神さま」があります。
今の季節は「キャラメルりんご」。
「会津米の天神さま」というのもあって会津米を使ったブッセになります。
会津の天神様
胴体が張子で作られた人形です。
会津藩主 蒲生氏郷(がもう うじさと)が京の人形師を招き、無役の武士に製法を習わせたのがはじまりといわれ、今から400年前からとなる東北最古の歴史を持つ張子です。
桃の節句に、女の子にはお雛様、男の子には会津天神様を飾る風習があったと聞きますが、どこの家でも、結構、年中飾られています。
太郎庵には会津にまつわる名前のお菓子があって嬉しい。
チェリーねっか 「ねっか」と「太郎庵」コラボ商品
「ねっか」は米どころ只見町の多くの受賞歴を誇る米焼酎&会社名。
米焼酎「ねっか」は一部の商品は入手困難で(特に受賞歴のあるものは売り切れ)、人気が高い。
太郎庵ともコラボして商品を出していたとは、これでお菓子を作っても良さそう。
(家には菓子作り用に買ったオレンジキュラソーがまだ残っているので、なくなってから検討)
定番 お菓子もしっかり
「あんバターどら焼き」心惹かれます。
栗(くり)のお菓子 いろいろ
栗の季節です。
栗の皮むきはとてつもなく大変。
食べても美味しい。
ケーキショーケース
ショートケーキも沢山。
ケーキは年に数度、子供達にとっては家族の誰かの誕生日にだけのスペシャルなスイーツなので大喜びでした。
子供達が成人して、家を離れた今、イベントもないのにケーキを食べたりして、かえってケーキの日が増えたことは黙っておこうと思う。
「タローパン」という太郎庵のパン屋
先述の通り、太郎庵でパンを焼いているのは「にいでら工房店」のみ。
それがまた、美味しいという話を聞きます。
パンも好みがあります、知り合いの子供は某パン屋のパンは何故か絶対に食べないとか。
パンなんかどこも同じという人は論外です。
(「論外」は議論の外におくという文字通りの意味です。悪意を持てば「取るに足りない」という意味もありますが、私には悪意はなく、あくまで文字通りの意味使用です)
「タローパン」についてはまた別に書きます。
喫茶コーナー
店内、最奥の喫茶コーナー。
キッズコーナー併設。
図書コーナー併設(尋ねてはいませんが、読んでいいと思う)
無料ドリンクもあって、購入したパンやケーキを一層美味しく食べれます。
有料ドリンクもあってお願いすれば作ってもらえます。
有料ドリンクの案内は喫茶コーナーではなく店内の方にありました。
(ちなみに、かなり本格的です。後述)
イートイン
有料ドリンクのホットコーヒーに、購入した「会津の天神さま」を食べる雰囲気。
このコーヒーは太郎庵から無償で提供いただきました。(関係性の明示*1)
コーヒーはきめ細やかな泡が立ってます。見た目はエスプレッソみたいな感じ。
どうやって淹れたのだろう?。
ちなみに、「会津の天神さま」は食べてません。家に持って帰りました。
写真を撮っただけのモデルさんです。
関係性の明示*1:
ホットコーヒーを2杯無償提供頂きましたが、本記事制作にあたっては、ガイドラインに基づき公平中立に、忖度(そんたく)なく個人的な好み(主観)に従って制作しています。
太郎庵のお勧め ギフトも一升餅も
(下記画像は2020年初旬のもの。今回の訪店時はありませんでした)
1歳の誕生日を祝うのが一升餅。一生食べ物に困らないようにという願いが込められています。その他、お祝いギフトもいろいろあります。
太郎庵のホームページから見ることができますし、店内で聞いても教えてくれます。(リンク記載、後述)
一升餅は、子供や孫の誕生日に用意したいと思っても、最近は餅屋が少なくなっていますので諦める方も多いかもしれません。
太郎庵へ行って予約をすればOKなのです、背負い袋付きで発送もできます。
内食(うちしょく)
「会津の天神さま」と「会津米の天神さま」
「会津の天神さま」と「会津米の天神さま」
「会津の天神さま」というお菓子が、会津米の「天神さま」というお菓子に変わったのですから、似ているようで、全く違います。
って、そこは問題ではない、肝心のお味は。
私の舌では違いは分かりませんでした。
地産地消に意味があるかと。
「会津の天神さま」と「会津米の天神さま」をそれぞれ半分に切り、半分づつ皿に乗せた写真です。
すみません、どっちがどっちだったか忘れてしまいました。
定番の「チーズ味」も美味しいですけど、どうせ食べ比べるなら違う味にすれば良かったと反省。お茶にもコーヒーにも紅茶にもよく合います。
栗蒸羊羹
栗が沢山入ってます。
自分は羊羹に甘い?のでよく分かりませんが、羊羹に厳しい連れと娘は羊羹の小豆(あずき)の風味等が「羊羹らしからぬ」と言います。
では「栗の羊羹風と思って食べればいいだろう」と返せば「羊羹って書いてある」と聞いてくれません。
「栗羊羹」とは、羊羹好きには、あくまで羊羹ありきの栗であるらしく。
羊羹保守派の声は厳しかったですが、栗の美味しさを最大限に感じるような風味控えめな羊羹で、ある意味、バランスが良いと思います。
栗が沢山、美味しく味わえて、自分は好きでした。
後半記事:タローパンについては別記事にしました、ご覧ください。
太郎庵のパン屋 タローパン にいでら工房店
【太郎庵 にいでら工房店(タローパン)】
住所:〒965-0846 福島県会津若松市門田町大字飯寺字村西747-1
TEL:0242-26-2137
営業時間:9:30~19:00
タローパン営業時間:10:00~18:00
定休日:年中無休(元日お休み)
年末年始(12/28~1/3)の営業時間については、ホームページの新着情報より確認。
駐車場:14台(大型バス1台可)
ホームページ-太郎庵
ホームページ-太郎庵のお祝いギフト
インスタグラム@お菓子の蔵 太郎庵
X@お菓子の蔵 太郎庵
facebook@お菓子の蔵 太郎庵
地図、ナビ用リンク (行き方/アクセス)
太郎庵は社員教育に熱心と聞きます。
どの職種でも大切なことですが、特に接客では自発的な心使いがあるかないかで印象も変わります。(それが声のボリューム、張りやトーンにもなりますし、仕草に繋がったりします)
小さな店では個人の資質に任せられることも多いのですが、それを教育の一環とすることは重要です。
地元の人ばかりではなく、観光に来た人にも喜んでもらえる店として、これからもサービスよろしくお願いします。
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* 本記事はライター「あいづ くらし」の主観に基づいています。
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