【前橋市】群馬大学の手話オンデマンド公開講座。日本を代表する手話研究者が寸劇で教える!
「手話に興味がある」
「手話を学んでみたい」
「でも、手話って難しそう……」
そんな人、意外と多いのではないでしょうか。
だったらまず「手話って結局ナニ?」というところから学んでみてはいかがでしょう。
群馬大学で手話のオンデマンド公開講座
群馬大学共同教育学部(荒牧キャンパス)手話サポーター養成プロジェクト室では、忙しい社会人でも安心して学べる様々な手話のオンデマンド公開講座を開講。
現在、受講生を募集中です。
これらの講座を企画しているのは、群馬大学で手話を研究されている金澤貴之先生と中野聡子先生。
金澤先生はWikipediaでも紹介されている著名な教育者で、お二人とも日本を代表する手話研究者なのです。
(そんな方が前橋にいたなんて……汗)
今回ご紹介したい講座は、手話を学ぶ上でまさに入門編の「手話とろう文化」です。
入門編といっても日本を代表する手話研究者が開発した講座ですからレベルが高い!
金澤先生曰く
「手話研究者が開発したプログラムを、誰でも、全国どこからでも好きな時に学べるオンデマンドの講座です。こんな講座は他にはないでしょうね」
寸劇で学ぶ「日本手話」
手話って国や言語によって違うということは私も知っていました。
英語の手話と日本語の手話は違いますし、その国の文化を反映しながら成立されてるものでもあり、とっても奥が深いんです。
この講座で学ぶのはもちろん「日本手話」。
金澤先生と、講師のお一人でご自身もろう者である下島恭子先生が繰り広げるコミカルタッチな寸劇で学べるといいますから、楽しいこと間違いなしです。
寸劇に登場するのは金森君と下山さん。二人がそれぞれの心の内を手話で伝える場面は必見です。
登場人物になり切ることで、日本手話とは、日本のろう文化とは何かが自然と理解できるようになるというわけですね。
日本手話の文法は、日本語の文法と違う
ろう文化の他にもう一つ、手話を学ぶ上で大切なものに「文法」があります。
文法教材を開発した中野先生は言われます。
「日本手話の文法は、日本語の文法と違います。単語だけ覚えて並べればいいというものでもありません。ろう者が使っている日本手話には細かい文法があるんです」
なるほど。私たちは手話を少し誤解していたのかもしれませんね。
今回のオンデマンド公開講座では、そんな細かい日本手話の文法も分かりやすく、しっかり学ぶことができます。
金澤先生はおっしゃいます。
「今回のオンデマンド講座は日本手話を学ぶための入口のようなもの。この講座をスタートラインとして手話に対する理解を深めていただき、手話通訳の資格取得を目指す方が出てくれれば嬉しいです」
勉強って、学生さんだけがするものではないってことです。
社会に出ても、いくつになっても始められる日本手話。あなたも入門してみませんか?
金澤貴之先生、中野聡子先生、下島恭子先生が「TOKYO MX」の番組に出演。矢口真里さんと手話会話も!
※ここで紹介した公開講座は日本財団助成事業である「聴覚障害に関わる支援人材育成を目的とした遠隔手話教育システムの構築」のプロジェクトとして行われ、高等教育機関において、手話通訳者、そして聴覚障害児者とコミュニケーションをとれる専門職従事者の養成を可能にするための仕組みづくりを目指しています。
群馬大学手話サポーター養成プロジェクト公開講座
応募締め切り:2024年11月29日
講座の詳細・お申込みは公式サイトから