【名古屋市西区】懐かしさと甘味の楽園、友樂堂で季節の和菓子を堪能する
愛知県名古屋市西区庄内通にある「友樂堂」は、1954年創業の老舗で、今年で70周年を迎えます。和菓子の魅力と懐かしさを感じさせる甘味処です。趣のある建物がひときわ目を引き、店内に入ると、どこか懐かしく、穏やかな空気が流れる空間が広がります。鶴舞線庄内通駅から徒歩3分とアクセスも良好で、地元の人々をはじめとする多くの甘味好きが訪れるお店です。
友樂堂の店内正面には、季節を感じさせる和菓子が美しく並び、栗をふんだんに使ったあんまきやまんじゅう、栗きんとん、あんみつといった魅力的な品々が目に飛び込んできます。この日は、ショーケースの中のほとんどの商品が売れてしまっており、残り少ないラインナップの中から「栗きんとん」250円(税込)と「わらび餅」300円(税込)、そして新商品の「あんみつ」340円(税込)をいただきました。
まず栗きんとんは、程よい甘さとほろりとした口当たりが特徴で、贈り物にもぴったりな和菓子です。大きすぎず小さすぎないサイズ感が絶妙で、ほっと一息つきたい時のお茶うけにもぴったりです。豊かな栗の風味が広がり、上品な甘さが口の中でふわりと溶けていく感覚が堪らない逸品です。
一方、わらび餅は、そのボリューム感に驚かされる一品でした。きなこの素朴な香りと自然な甘さが、口の中でふわりと広がります。このきなこは、ただ甘いだけでなく、雑味のない澄み渡るような味わいが特徴的で、素材そのものの良さが感じられる仕上がりです。ふんわり柔らかなわらび餅ときなこの組み合わせが絶妙で、一口ごとに満たされるような満足感を味わえます。
新商品のあんみつは白蜜と黒蜜のどちらかを選べるのが嬉しいポイントです。たっぷりとしたボリュームのあるあんみつは、彩り豊かな具材が目にも楽しく、甘味としての満足感が高い一品。筆者はさっぱりとした味わいの白蜜を選びましたが、黒蜜の濃厚な甘さも負けず劣らず人気とのこと。あまりあんみつを食べ慣れていない方でも、そのバランスの良さからリピートしたくなること間違いなしです。
友樂堂では、わらび餅や栗きんとん、最近開発されたあんみつが特に人気で、訪れる時間帯によっては売り切れていることも多いそうです。他にも、栗蒸し羊羹などの和菓子も定評があり、これらも早々に売り切れてしまうため、購入を希望する際は早めの来店がおすすめです。
店内の雰囲気も素晴らしく、紅白まんじゅうが並んだ棚や、壁に飾られたポスターの数々が醸し出す情緒豊かな空間は、どこか心をほっと和ませてくれます。さらに、地元のプロ野球チームのファンには嬉しい特典として、店内には野球カードが置かれており、自由に持ち帰ることができます。カードは店主が譲り受けたもので数量限定ですが、野球ファンにはぜひチェックしていただきたいポイントです。
友樂堂は、地元の人々から高く評価されている甘味処であり、上質な和菓子と心地良い空間でゆったりとしたひとときを過ごすことができます。ぜひ、懐かしさと美味しさが詰まった友樂堂で、季節を感じる和の味わいを堪能してみてはいかがでしょうか?
店名:友樂堂
住所:〒451-0016 愛知県名古屋市西区庄内通3丁目38
電話番号:052-531-3926
営業時間:9時00分~19時00分
定休日:年中無休*お電話でお問合せ下さい。
アクセス:鶴舞線 庄内通駅 徒歩3分
駐車場:お車でお越しの方は、近隣のコインパーキングをご利用下さい。