【洲本市】これぞネオ中華!淡路島の魅力がたっぷりの忘れられない味・中華バルGEN
あおる中華鍋に、リズム良くぶつかるおたまの音。
運ばれてきた料理から薫る香辛料に、ヨダレがグッと出てしまう。
中華料理一筋40年の沖野さんが、命をかけて作る本格中華コースはどれも忘れられない味でした。
自然と食材に魅せられて淡路島へ
2019年4月に大阪・新町から店舗を移す形で洲本市・塩屋にオープンした中華バルGEN。
店主の沖野(おきの)さんは、約15年間営業してきた大阪の中華料理店を手放し家族で淡路島に移住。その理由は「自然の豊かさと食材の良さ」に惹かれたからだという。沖野さんが培ってきた中華料理に、淡路島産食材の新鮮さや旨みが加わることで、唯一無二の中華へと昇華されます。
沖野さんの作る中華は、淡路牛や淡路島産の野菜の旨みが感じられるのが特徴。食材の原価が高騰する中でも「少しでも多くの方にうちの中華を楽しんでほしい」。そのために調味料を自家製にしたり、生産者の元に足を運び目利きした食材を選ぶなど沖野さんは日々試行錯誤しています。
地元産食材をなるべく使うことを大切にしながら生産者の方や料理と向き合う沖野さん。最近ちょっとした悩みがあるそうです。
「実は料理をしていると知らなずしらず顔がこわばっているみたいで...。でも不機嫌なわけではないです。安心して気軽に質問や注文をしてください(笑)あと、ほとんど一人で店を切り盛りしていますのでディナーは要予約でお願いします!」
島食材と季節感を大切にする絶品コース
中華バルGENが提供する中華料理は、季節に応じた旬の淡路島産食材をふんだんに取り入れています。特に値段と内容を相談して決めたり、おまかせで食べられる「本格中華コース」が一番のおすすめ(コースはディナーのみ、要予約・8000円〜受付けております)。その中でも夏のおすすめ一品中華料理をご紹介します。
鱧の黒酢ソース
淡路島の夏の旬魚・鱧(はも)を骨ぎりし、さっと油に通し、淡路島産野菜と共に黒酢ソースをかけた一品。さっぱりとした黒酢の甘酢っぱが鱧と淡路島産野菜の旨みを引き出します。
夏野菜の青椒肉絲
淡路牛のレアサーロインと淡路産野菜を使った青椒肉絲。肉の下処理をせず、味付けは塩のみ。素材の新鮮な味や食感を感じられる一品です。大豆を発行させた調味料トウチーとオイスターソースの味付けに生ビールが進みます。
麻婆豆腐
大阪時代から人気の麻婆豆腐もコースに加えられます。
熟成された豆板醤と中国醤油を使い、辛味の中に感じるまろやかさが秀逸。
病みつきになる旨さにご飯が欲しくなります。
ホットウーロン茶・ジャスミン茶
上海から仕入れた本格的な茶器で飲むホットウーロン茶とジャスミン茶も人気。
アルコールが苦手な方や女性からも好評です。こちらも大阪時代からの引き継ぎメニュー。
※なお麻婆豆腐をはじめ、日替わり定食などを味わえるランチ営業もされています。
誰からも愛され、気軽に来てもらえる中華屋さん
「先日、「おっちゃん覚えとる!?免許とったから食べに来たで!」と大阪時代の常連さんのお子さんが遊びに来てくれたんです。当時はまだ赤ちゃんで家族で来店されていました。店が移ったことも知らせてあげられなかったのに...びっくりしました。すごくうれしくて感慨深かったです」
沖野さんはこれからも淡路島産食材をうまく取り入れながら、誰からも愛される店を目指していくそうです。
「60歳を越えて現役で中華の料理人を続けられている方は、僕の周りでは少ないです。でも僕は体が動く限りは店を続けていきたいです。地元の方、観光客の方、皆さんに僕の中華コースを味わってほしいですね」
中華バルGEN
淡路島の食材を中心に要予約にてコース提供致します。
淡路島産食材を使った本格中華コース7000円〜
※要予約(電話でも受け付けています)
住所:洲本市塩屋1-2-15
営業時間:lunch:11:30〜13:30(平日のみ)dinner:18:00〜21:00(L.O)
定休日:不定休
TEL:090-6077-0303
駐車場約:20台
instagram : @gen_awaji