山畑古墳群は、東大阪市で最も有名な古墳ではないでしょうか。保存状態も良く、史跡の中まで自由に見学できる貴重な史跡です。紅葉の季節になると、周りのもみじやイチョウが綺麗に紅葉し、なんとも言えない華やかな雰囲気に様変わり！今回は、山畑古墳群の紅葉をご紹介します。

山畑古墳群は、「東大阪市郷土資料館」のすぐ手前にあります。周辺には中の様子まで見学できる石室がいくつか残っており、じっくり見学することができます。私は、紅葉の季節の山畑古墳群が大好きで、今回様子を見に行ってきました。

まずは「山畑12号墳」から。郷土資料館から「客坊谷ハイキングコース」に向かう途中、左手にあります。こちらも立派な石室が残っており、誰でも自由に見学できます。手前には、黄色いコスモスの花が植えられて、石室の上には紅葉したもみじが生えています。何やらお墓に供えられたお花のような感じがしますね。

「山畑12号墳」の周辺にあるもみじが綺麗に紅葉していました。12月ごろになると、虫などもいなくなるので、草むらに入って古墳の周辺も観察しやすくなりますよ。

そしてこちらが有名な「山畑22号墳」です。この時期になると、周りのイチョウが紅葉して古墳の雰囲気も一変します。黄金色の空間に囲まれた石室は、神々しく普段よりも立派で権威の象徴感が高まります。

特に、古墳の周りにある「カキノキ」が綺麗に紅葉していました。葉全体が真っ赤に染まっていて、現在見頃をむかえています。黄色に染まった空間の中に可愛らしく赤いもみじが主張しています。
季節も12月に入り、各地で紅葉の終わりが近づいています。今年は紅葉をあまり楽しめなかったという方は、「山畑古墳群」の紅葉が今見頃なので、ぜひ史跡と一緒に楽しんでみてはいかがでしょう。ちなみに現在「東大阪市郷土資料館」は次の企画展示に向けて準備中のため、今月13日まで閉館しています。古墳は自由に見学できますが、駐車場に入ることができません。

山畑古墳群（東大阪市郷土資料館）