谷中の古民家カフェの名物料理!シーフードのうまみを凝縮♪ユニークな「黒い」オムライスを食べに行こう
東京都内でも昔ながらのレトロな風景が多く残る、台東区・谷中エリア。このエリアにはそんな昔ながらの古民家を活用したショップや飲食店が多くあります。この日訪問した「散ポタカフェ のんびりや」さんも、谷中エリアの古民家で営業しているお店のひとつ。昭和の香りを感じるノスタルジックなカフェで待っていたのは、あっと驚く仕掛けのある名物オムライスでした。
「散ポタカフェ のんびりや」ってどんなお店?
「散ポタカフェ のんびりや」さんがお店を構えているのは、東京都台東区谷中の谷中霊園そば。最寄駅は、JR線、京成線、東京メトロが通る日暮里駅で、御殿坂を谷中銀座方面へ歩いて最初の十字路を南下したあたりにお店があります。築100年を超える古民家を利用してカフェを営業している同店は、この谷中エリアで育った地元の方が家族で切り盛り。外観からノスタルジックな雰囲気が伝わってくるこちらのお店は、日本人のお客さんだけでなく海外からの観光客も時折立ち寄る、思わず興味惹かれるレトロスポットとなっています。
店内には土足のまま利用できるテーブル席のほか、靴を脱いで上がる小上り席もあります。今回筆者が利用した小上り席には、昭和後期にどの家庭にもあった箱型のアナログテレビやアコースティックギターが飾られていました。
さらにお店の奥を見せてもらうと、ここにも畳が敷かれたカフェスペースが。お店が混み合っているときはこちらも開放されているようです。
お店の中に並ぶレトログッズ
店内のいろいろなところに散りばめられたレトロな雑貨類に興味を惹かれる同店。こちらの電話機はオブジェかと思いきや、唐突にベルが鳴りだし、そのまま奥様が受話器を手にして話し始めました。固定電話が珍しいものとなりつつある昨今。こんなにもレトロな姿の電話機がいまだ現役で活躍していることにとても驚かされました。
キッチン側のシェルフで見つけたのは琥珀色のガラスコップ。黄色単色で描かれたこのコップの花模様にも、どこか懐かしさを感じますよね。
お酒がたくさん並んでる店内の棚には、酒樽やワインボトルとともにカラフルなプリントが施されたワイングラスが置かれていました。最近はなんでもシンプルなデザインのものが多く、このように多くの柄が描かれたデザインは珍しいもののように感じます。
食べ始めてびっくり!シーフードたっぷりな「黒い」オムライス
この日オーダーしたのは、同店の名物ランチ「オムライス【黒】」。気になるのは、商品名のうしろについた“【黒】”という言葉。テーブルに登場したオムライスはごく普通の見た目。この商品のユニークな特徴に気付いたのは、オムライスにスプーンを入れた直後でした。
なんと!卵の下にあったのは真っ黒なご飯。オムライスの中身にはシーフードピラフを使用しているのですが、なんと「イカ墨」を使って真っ黒な見た目に仕立てているようです。想像以上に真っ黒な見た目に一瞬度肝を抜かれますが、その味わいは決して奇抜ではなく、シーフードの味わいを強く感じるくせになるひと品に仕立てています。気になる方は、ぜひ現地で実食してみてください。
日本各地の日本酒やワインも楽しめる
今回はランチでお店を利用しましたが、夜は居酒屋やバーのように利用できる同店。日本全国から選りすぐった日本酒やワインを飲み比べることができるので、お酒が好きな方はいろいろと試してみてくださいね!
「散ポタカフェ のんびりや」の詳細情報
【住所】東京都台東区谷中5丁目2-29
【電話番号】03-6879-5630
【営業時間】
月~火、金曜日 11時30分~15時00分 / 17時30分~23時00分
土、日曜日 11時00分~23時00分
【定休日】水、木曜日
【公式サイト/SNS】Facebook
女性の喫煙姿に母を思い浮かべるという奥様の話にほっこり
お店の外には喫煙所が設置されています。「ここでタバコを吸う女性の姿が好き」と話す奥様。亡くなったお母様が喫煙を楽しみに晩年を過ごしていたので、いつからかタバコを吸う女性の姿が素敵に見えるようになったのだとか。現在は電子タバコの喫煙者が多くなっていますが、こういうレトロな雰囲気の喫煙所にはやはり昔ながらの紙タバコが似合うのでしょう。そんな、店主ご夫妻の思い出話や昔の谷中のお話を聞くことができる「散ポタカフェ のんびりや」さんで、みなさんもランチやお酒を楽しんでみてはいかがでしょうか。