2024年8月末、惜しまれつつ閉店した岐阜県岐南町の人気パティスリー「流星」さん。以前の記事でご紹介した通り、同年10月5日、「流星」跡地に同店のシェフが手掛ける新たなお店がオープンしました。新店舗の名前は「patisserie riplesse（パティスリー リプレス）」。場所も作り手も変わりませんが“新店”として新たな門出を迎えた注目のお店へさっそく足を運んでみました。

●以前執筆した「流星」の記事はこちら
【営業終了】岐阜・岐南町の人気パティスリー「流星」が8月末で閉店・10月同地に別名で再オープン予定

「patisserie riplesse」ってどんなお店？

「patisserie riplesse」さんがお店をオープンしたのは、岐阜県羽島郡岐南町にあるショッピングモール・フォーカスポーカスの1階。同店のオーナーがシェフ・パティシエとして勤務していた「流星」の跡地に、ゆかりのあるシェフが独立してそのままお店をオープンしました。したがって、「流星」時代は各務原市の人気カフェ「喫茶室 山脈」の系列店として営業していましたが、「patisserie riplesse」は「流星」の元シェフ・パティシエが手掛ける別の店舗となります。

入店して店内の様子を観察してみると、「流星」として営業していたころと間取りは変わっておらず、什器の配置もやや似通っているというのが率直な印象。訪問時はオープンから3週間ほど経った10月下旬ごろだったので、店内にはハロウィンの装飾が施されていました。

「流星」時代の人気商品はそのまま販売を継続

ケーキが並ぶショーケースの中を覗いてみると、ショコラノアやミルフィーユなど、以前の「流星」で見たことのある商品がちらほら。人気のある商品は現在のお店でも販売を継続してるため、「流星」のお気に入り商品を「patisserie riplesse」で購入することも叶うかもしれませんね！

オープン後よく売れているという焼き菓子は、単品で1個から購入できるほか、「patisserie riplesse」のロゴが入ったギフトボックスに詰めた贈答用のものも提供。

また、独立したことで新たに販売を開始したクロワッサンやパンオショコラなど、食事代わりに食べられるパン類のラインアップが豊富になったことは大きな特徴といえるでしょう。

ショーケースの中から気になる3品を購入

この日はかつての「流星」にともに同店を訪れた友人と一緒に足を運んでいたので、それぞれ気になる商品を選んで食べてみることにしました。

購入したのは、バラの花のようなフォルムが美しい「シャルム」、ピンク色のビジュアルが華やかな「ラフィネ」、ショートケーキにナガノパープルをあしらった「シャンティナガノパープル」の3品。シャルムはアールグレイのムースにブラックベリーを閉じ込めた風味豊かなムースケーキです。シャルムはいちごやラズベリーなど5種類の赤い果実と飛騨薔薇を使用した上品なムースケーキ。シンプルなショートケーキにブランドぶどうのナガノパープルを使ったシャンティナガノパープルは、ぶどうの時期のみ楽しめる秋らしいひと品でした。

販売されているケーキのラインアップは季節によって異なるため、お店のInstagramをチェックしてお気に入りを探してみてくださいね！

浅煎りコーヒーは鳥取県のロースターのものを導入

ケーキや焼き菓子などとともにテイクアウト用のコーヒーも販売している同店。ブレンドコーヒーは前店舗の系列店「喫茶室 山脈」のオリジナルブレンドを提供。浅煎りコーヒーは鳥取県のロースター「Capri Coffee Beans」のものを提供しています。Capri Coffee Beansにはオーナーとスタッフが鳥取県の実店舗へ足を運び、直接仕入れのお願いしたというから驚きです。

「patisserie riplesse」の詳細情報

“リニューアルオープン”ではなく「新店」として心機一転

オープンからまもなく1ヶ月。「流星」が営業していたころと大きく変わったところがほとんどないため、お店を訪れるお客さんは“リニューアルオープンした”という認識で足を運ぶ方が多いのだとか。しかし、オーナーをはじめスタッフのみなさんは新店舗としての営業をスタートしたばかりの“心機一転”の気持ちでお店を切り盛りしているので、今後の新たな展開にもさらなる期待が高まります。ぜひみなさんも、新たな一歩を踏み出した「patisserie riplesse」さんへ足を運んでみてくださいね！