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【世田谷区】ずらりと並んだまねきねこの迫力、豪徳寺の魅力。23年元日の様子も

蹴鞠Webライター(東京都世田谷区)

23年1月1日、豪徳寺へ初詣に訪れました
23年1月1日、豪徳寺へ初詣に訪れました

新しい年を迎えた2023年1月1日、豪徳寺に行ってきました。

初詣の列が参道に伸びて、20分程並んでお参りすることができました。お正月の、まさに元日という日には初めて訪れましたが、やはり多くの方がお参りに来ていました。

豪徳寺の境内案内図(別日撮影)
豪徳寺の境内案内図(別日撮影)

豪徳寺は桜田門外の変で暗殺された幕末の大老、井伊直弼で有名な彦根藩・井伊家ゆかりのお寺です。境内は広く、興味深い見どころが多くあり見応えがあります。

三重塔
三重塔

法堂。寺宝の『井伊直弼肖像画』が飾られているそう(別日撮影)
法堂。寺宝の『井伊直弼肖像画』が飾られているそう(別日撮影)

豪徳寺といえば招き猫で有名なお寺でもあります。豪徳寺と招き猫にはこんな逸話があるとのこと。

鷹狩り帰りの彦根藩主・井伊直孝がお寺の門前にいた猫に手招きされて立ち寄り寺で過ごしていると、突然雷雨になった。雷雨を避けられて和尚と話を楽しめた直孝は、その幸運に感動したそう。豪徳寺は直孝の支援で、寛永10年(1633年)に再興した。

その後、豪徳寺では福を招いた猫を「招福猫児(まねきねこ)」と呼んで、お祀りする招福殿が建てられた。

・参考  豪徳寺公式サイト「豪徳寺と招福猫児」

招福殿(別日撮影)
招福殿(別日撮影)

招き猫と豪徳寺にはこんな逸話があることを初めて知りました。お寺にとって「まねきねこ」は繁栄を取り戻すきっかけになった重要な存在だからこそ、お堂をもって大切にお祀りされているのだと感じました。

招福殿の周りには奉納された招き猫が置かれています。数百ほどでしょうか、ずらりと並んだ招き猫は迫力があります。

お参りをさせていただいた元日は少々混み合っていましたが、後日訪れた際は混雑はほとんどなく現在の人出も落ち着いているかなと思います。新年のお参りと共に魅力ある豪徳寺を堪能しに、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

参考:豪徳寺公式サイト

大谿山 豪徳寺

拝観時間:

6:00~18:00(3月下旬〜)

6:00~17:00(9月下旬〜)

※寺務所受付は8:00~16:30(夏季は17:00)

所在地:

〒154-0021

東京都世田谷区豪徳寺2-24-7

アクセス:

東急世田谷線「宮の坂駅」から徒歩5分、小田急線「豪徳寺駅」から徒歩15分

問い合わせ:

TEL 03-3426-1437

Webライター(東京都世田谷区)

東京都在住。webライターとして地域・お出かけ情報をメインに活動しています。かれこれ世田谷在住歴は10年近く。住めば住むほど奥深い世田谷区の魅力を発信していきます。

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