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【熊本地震】崩落した阿蘇大橋周辺の映像が公開。国土地理院がドローンで撮影

篠原修司ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門
国土地理院が撮影した阿蘇大橋周辺の土砂崩れ。YouTubeよりキャプチャ

4月16日(土)、平成28年熊本地震により崩落した阿蘇大橋周辺の土砂崩れ箇所を撮影した映像を、国土地理院がYouTubeにて公開しました。

動画はドローン(UAV)を用いて撮影されており、阿蘇市と熊本市を結んでいた阿蘇大橋(全長205.9メートル)がまるごとなくなっている様子を確認できます。

また、周辺の山も土砂崩れにより大きく削れており、その被害の大きさが分かります。

南阿蘇村、益城町の断層映像も公開

このほか南阿蘇村河陽周辺、益城町下陳周辺の断層の映像も公開されています。

南阿蘇村河陽周辺の断層

益城町下陳周辺の断層

国土地理院はドローンにより測量を支援

国土地理院は今年3月16日(水)より、国土交通省が推進する「i-Construction」の一環としてドローンを使った測量環境の整備を開始しており、UAV技術者の育成や測量に必要な指導・助言、災害時には自らが現場の撮影・測量を行う「国土地理院ランドバード」(体制)を発足しています。

無人航空機(UAV)を使った測量を支援する「国土地理院ランドバード」を発足 ~「i-Construction」を推進し、建設現場の生産性向上に貢献~|国土地理院

UAVによる公共測量|国土地理院

首相官邸への侵入事件や善光寺での落下事件などで何かと騒がれがちなドローンですが、災害時にはこうした測量・撮影で大きく役立つ面があることも知っておいて欲しいものです。

ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門

1983年生まれ。福岡県在住。2007年よりフリーランスのライターとして活動中。インターネット(SNS)で起きる炎上の解説、デマのファクトチェック、スマホやガジェットの話題、生成AIが専門。最近はYouTubeでも活動しています。執筆や取材の依頼は digimaganet@gmail.com まで

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