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むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)の私。

竹内成彦心理カウンセラー(公認心理師)

こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。


今日は、むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)についてお話したいと思います。

では早速。
むずむず脚症候群は、レストレスレッグス症候群とも呼ばれ、じっと座ったり横になったりすると、主に脚がむずむずしてしまうという病気です。むずむず脚という名称ですが、足の病気ではなく、脳の病気です。

初めて上記の事実を知った時、私は大変に驚きました。それまでの私は、何かしら、自分の脚が悪いと思っていたからです。そう、この記事を書いている私(竹内成彦)は、何を隠そう、むずむず脚症候群で、もうかれこれ20年以上、毎日薬を飲んでいます。

むずむず脚症候群は、夕方から夜にかけて症状が強くなることが多いです。睡眠障害の原因にもなりやすい病気です。日中に関しては、足を動かしていけない状況に置かれると、辛くなる病気です。

むずむず脚症候群の原因はまだ明らかにはなっていませんが、有力な説としては、脳内の神経伝達物質の1つであるドーパミンの機能障害や鉄不足が関与しているのではないかと言われています。

人口の2~5%は、むずむず脚症候群だろうと言われていますが、日常生活に支障をきたし、治療が必要だと考えられる人は、人口の2%、約200万人いると推定されています。

むずむず脚症候群は、まれに子どもにもみられますが、主に40歳以上の中高年の方に多いです。男性に比べ、女性の患者さんのほうが多いです。現在、不眠症を訴える患者の10人に1人は、むずむず脚症候群だろうと言われています。

次に、むずむず脚症候群の患者さんには、4つのの特徴的な自覚症状があります。
1.脚の不快感により、脚を動かしたくてたまらなくなる。
2.じっとしていると症状が強くなる。
3.脚を動かすと、不快な感覚が軽くなる
4.夕方から夜にかけて症状が強くなる
以上です。

続いて、むずむず脚症候群の治療方法をお伝えします。


1.日常生活を改善すること
食事やサプリメントによって、鉄分の補給をする。カフェイン・ニコチン・アルコールを控える。規則正しい生活を心がけ、ウォーキングなどの軽い運動をするよう心掛ける。就寝前に、ストレッチやマッサージなどで筋肉をほぐす。


2.薬物療法
むずむず脚症候群では、生活習慣の改善とともに適切な薬物治療を行うことで、改善できます。ドーパミンの働きを補う薬、てんかんの薬などが治療に使われます。病院ですが、精神科・神経科、心療内科、もしくは神経内科に行くと良いでしょう。
以上です。

私(竹内成彦)は、自分がむずむず脚症候群であることに気付いたのは、今から20数年ほど前、40歳の時でした。20代・30代の頃も、あるにはあったのですが、いよいよ本格的に辛くなったのは、40歳前後です。
当時は、有効な治療法がやっと見つかり始めたころであり、それまでは原因不明の病気で治療法も確立されてはいませんでした。今は、ホント良い時代になったなと思います。

私は、「薬に頼らず、自分でむずむず脚症候群を治そう」と、懸命に努力したことがありました。真性近視もアトピー性皮膚炎も酷い花粉症も、自分の努力(民間療法)で治したことがある私です。「やってやれないことはない」と思いました。
でも、結局ダメでした。むずむず脚が襲ってこない日もあるのですが、襲ってくる日は予期せず襲ってきて、襲われてからではお薬を飲んでも間に合わないのです。
襲われた日は、結局、その日の睡眠をパァーにしてしまう始末で、それで私は、もう、むずむず脚症候群と戦うのをやめました。「夕ご飯を食べ終わったら、先生に言われた通り、お薬を1錠飲もう、そうすればむずむず脚の症状に襲われることはない」そう思うようになりました。

私が飲んでいる薬は、ビ・シフロールという薬です。私は、薬に対しても敏感なところがあるのですが、この薬を飲んでいて、副作用を感じたことは、ほとんどないです。ちなみに、同じむずむず脚症候群でも、人によって症状によって、飲む薬は違うようです。

私は、そのビ・シフロールという薬を、毎日夕食後に1錠だけ飲んでいます。自分で勝手に服用をやめると、症状が悪化する恐れがあるので、死ぬまでずっと飲もうと思っています。病気とは上手につきあっていこうと思っています。月に1度、病院に行くこと、毎日お薬を飲むことは、自分にとって、さほど負担ではないです。

というわけで、今日は以上です。


今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。

      この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

心理カウンセラー(公認心理師)

1960年、愛知県名古屋市で生まれ育つ。1997年06月、地元愛知でプロのカウンセラーとして独立開業を果たす。カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋 の室長。臨床歴25年、臨床数15,000件を超える。講演・研修回数は800回、聴講者は10万人を超える。【上手に「自分の気持ち」を出す方法】など、電子書籍を含め、20数冊の本を出版している。カウンセリング講座などを開催し、カウンセラーを育てることにも精力を尽くしている。

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