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【名古屋市千種区】寅年は熊から。ブームの木彫り熊が海を越えて大集合中

サファーライター(名古屋市)

「楽珍」。ころころしています。
「楽珍」。ころころしています。

名古屋市千種区の名古屋大学博物館で「木彫り熊展‐木彫り熊 北海道八雲町と尾張徳川家の関わり‐」が開催中です。

入館無料。地下鉄名城線「名古屋大学駅」2番出口すぐ。
入館無料。地下鉄名城線「名古屋大学駅」2番出口すぐ。

昭和30年代、北海道のお土産として定番であった「木彫り熊」。そのクマちゃんたちが近年再び人気を集めています。

その人気っぷりは木彫り熊をテーマにした8,000人規模のイベントが開催されたり、雑誌やテレビで特集が組まれるほど。そんなブーム再燃中の木彫り熊の展覧会に行ってきました。入館料は無料です。

「がおー!!」かつてはテレビの上が定位置でしたね。
「がおー!!」かつてはテレビの上が定位置でしたね。

会場には、大小さまざまな木彫り熊約40点がずらり。尾張徳川家との関わりや、木彫り熊の起こりと発展、北海道でのヒグマと人々の関わり、ヒグマの生態、木彫り熊のふるさとである八雲町の暮らし等についての資料が展示されています。

木彫り熊というと、鮭をすくい捕る荒々しい姿をイメージされる人も多いのではないでしょうか。こちらでは、子育て中の穏やかな熊や、箱を持つ熊、とうきびを食べる熊などユーモラスな姿の木彫り熊に出会うことができます。

完璧なフォームです
完璧なフォームです

展示室内の私のお気に入りは「直滑降」。子どものようなスタイルでありながら達観したおじさんのような感じが素敵ですね。

木彫り熊は、近年インスタグラムを通じて多様な作風とモチーフの存在が知られるようになり、そのユーモアと温かみのある姿がインテリアとして受け入れられているそうです。私が訪れた日も多くの方が訪れて「かわいいね」と言い合いながら見て回っていました。

360度から木彫り熊を堪能できる展示ケースでは、木彫り熊の毛の流れやお尻のふわふわとした曲線にくぎ付け。

ヒグマの毛皮には優しく触ってね。
ヒグマの毛皮には優しく触ってね。

会期は2022年2月26日まで。八雲町からはるばるやってきた、今しか出会えない推し木彫り熊に会いに行こう!

常設展もおすすめです。
常設展もおすすめです。

■展覧会概要

会場:名古屋大学博物館3階展示室
会期:2021年11月30日(火)~2022年2月26日(土)
入館料:無料
住所:〒464-8601名古屋市千種区不老町
アクセス:地下鉄名城線「名古屋大学駅」徒歩すぐ(公共交通機関をご利用ください)
開館時間:10:00-6:00(入場15:30まで)
休館日:日・月曜日(12月29-1月3日は休館)
主催:名古屋大学博物館・八雲町教育委員会

公式ホームページ

1月、2月には木彫り熊に関する講演会が予定されています。詳細・お申込みは公式ホームページをご覧ください。

ライター(名古屋市)

名古屋在住。働き、暮らしながら「虫の目」で見つけた気になったもの、「素敵ね」と思ったことをゴキゲンに発信しています。「ワクワク」や「美味しい」、「へぇ~!」を大事に。ラジオが好きで、聞きながらあちこちへ行く毎日。白黒の猫と暮らしています。硯に向かいて20年、どうぞよろしくおねがいします。

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