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【神戸市中央区】大正時代のビルの屋上にあるアンティークとコーヒー豆のお店

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元町商店街に大正時代に建てられたビルの屋上にアンティークとコーヒー豆を扱うお店があります。目立たない場所にあるお店ですが、店内に並んでいるものは驚きの品々ばかりでした。

西暦1700年代前後のアンティーク品がずらり

大正時代に建てられた松尾ビル。その屋上にあるアンティークショップのambiant。
大正時代に建てられた松尾ビル。その屋上にあるアンティークショップのambiant。

今回紹介するお店があるビルは、「元町商店街に約100年前のエレベーターがある松尾ビル」の記事で紹介した大正時代に建てられた松尾ビルです。その屋上に気になるお店があり訪ねてみました。そのお店とはambiantです。

フランスなどで買い付けてきた陶器が並ぶ。
フランスなどで買い付けてきた陶器が並ぶ。

店内に入りすぐ目に入るのはお皿を中心とした陶器類です。どれもアンティーク品でフランスや欧州などで買い付けてきた品々だそう。

1800年代ごろに使われていた品。
1800年代ごろに使われていた品。

店主の菅原さんに伺うと店内にある商品は1600年代から1800年代までの間に作られたものが中心とのこと。サラッと1800年代と聞き流してしまいましたが、200年前といえば日本では江戸時代。それ以上に古い時代のものが平然と並んでいることに驚きました。

不思議な形状のプレート。その使い方とは?
不思議な形状のプレート。その使い方とは?

この変わった形のお皿、どのように使うものなのかを尋ねてみるとこれはひげそりの時に受け皿として使うお皿だとか。首の下に当てやすくするためこのような形状になっているそう。こちらは1700年代の品。

ambiantでは、当時の人たちの使用感のある品を中心にセレクトしています。それはその時代の空気感をこれらアンティーク品から伝えたいという店主の思いがあるからとのことです。

雰囲気のあるシルバー食器。
雰囲気のあるシルバー食器。

陶器以外にもシルバー食器もあります。飾っておくだけでも雰囲気がタイムトリップしそうです。

木製の歯車。ウクライナからのアンティーク。
木製の歯車。ウクライナからのアンティーク。

こちらはウクライナから仕入れた品で何かの歯車で使われていた木製の部品。こうやって飾ってみると部品も素敵な調度品になるのですね。

コーヒー豆も焙煎販売中

店内では焙煎したコーヒーも販売中。
店内では焙煎したコーヒーも販売中。

ambiantではコーヒー豆も販売されています。店主の菅原さんが以前コーヒー店で勤めていたこともあり、豆を仕入れて店内で焙煎しているそうです。

販売されている3種の焙煎コーヒー。
販売されている3種の焙煎コーヒー。

豆はエチオピア、グァテマラ、コロンビアから仕入れて焙煎。3種類のコーヒー豆として販売しています。店内で売られているのはコーヒー豆だけですが、このビルの屋上に淹れたコーヒーを持ってきて飲めたら気持ちが良さそうです。

古いビルの屋上にあるアンティークとコーヒー豆のショップ、店内に置かれている品を眺めているだけで様々なストーリーが生まれてきそうな感じのする場所でした。

店舗情報

  • 店名 ambiant
  • 住所 神戸市中央区元町通6-5-8 松尾ビル5F 56
  • 最寄り駅 阪神電車 西元町駅西口出口から徒歩約1分
  • 営業時間 12:00-18:00
  • 定休日 火曜定休 (不定期休も有るのでWebで事前に要確認)
  • Webサイト https://www.ambiant.jp
  • インスタ @ambiant___

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神戸大好きのBest Kobeは「大人の知的好奇心を満たす神戸の記事」をお届けするWebメディアです。 執筆者は著書も多数ある経験歴長いフォトライターが担当。歴史的文化遺産の保存を推進する兵庫県ヘリテージマネージャーの肩書も。神戸港開港以来の深い歴史や多彩な文化からなるトピックをハードルを下げてわかりやすくお伝えるように心掛けています。さらにサブカルチャーやイベント、季節の出来事など神戸の街を歩いて見つけたニュースもお届け。Best Kobeのおすすめ記事がLINE で配信されています。関連サイトのリンク先から友だち追加してみてください。

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