ケーキの食べ方・・・何かこだわりはありますか？私は特に考えたことはなかったのですが、端から綺麗に崩さないように食べていることに気が付きました。実は今回ご紹介する【ガレット・デ・ロワ】という焼き菓子は、子どもたちがぐしゃぐしゃにしてから食べるというちょっと変わった焼き菓子になっています。それはなぜかというと・・・ゆっくりとご覧いただければと思います。

南海高野線住吉東から住吉大社へ向かう踏切を下ったところにあるのが、今回ご紹介するお店です。

店長さんがお一人で運営されているお店になっています。

お店に訪問した時にも、せっせとたくさんのお菓子を焼いていました。

とてもいい匂いが外にまで広がっていました。

メニューはこちら。

焼き菓子専門店ですが、

焼き菓子以外にもドリンクやアイスなども売っていました。

ディスプレイの中にもたくさんのお菓子が並べられています。

↑こちらのお菓子が、ロシアンルーレットができる焼き菓子となっています。

メレンゲのクッキーです。色もついていて、ブーケ風に包装もされていて可愛らしかったです。

そして、ちょうどカヌレも焼きあがりました！

型から外すときはプルンプルンでとても柔らかそうに見えました。

でもカヌレですので、そんなことはありませんでした。

早速家に帰って盛り付けをしていただきました。

カヌレとガレット・デ・ロアにしました。

食べるころには、フォークが刺さらないほど、周りが固くなっていました。

でも中はフワフワで、めちゃくちゃ美味しかったです。

外のカリカリが固すぎなくて、甘さもしっかりとあって、焼き上がりすぐの姿を見ていたので、とても不思議な感覚になりました。

次はガレット・デ・ロアです。

思っていたよりも分厚くてそれだけで嬉しくなりました。

ロシアンルーレットができるという焼き菓子です。

ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、フランスの一般的な焼き菓子です。

本来は陶器のおもちゃを入れてロシアンルーレットするそうですが、誤飲につながる恐れがあるので、

アーモンドで代用されています。

1ホールの中に入っているのはたった1つだけ。

当たるかな？とドキドキしながら食べてみました。

残念ながら当たりではなかったのですが、また次も買いたいなと思わせてくれるようなお菓子でした。

味はというと、パイ生地にアーモンドクリームを挟んだものですが、しっとりとしていてアーモンドの味がしっかりとついていました。

こちらの焼き菓子もフォークが刺さらなく、手で割りながらいただきました。

でも全く固くなくて、何層にも積み重なっているパイ生地がとっても美味しかったです。

店名になっている【UNIQUE SPOON】には、食卓に楽しみをという意味も込められています。

ロシアンルーレットができる焼き菓子を販売されている姿からも、食卓に楽しみをという思いがつながっているなと感じました。

ガレット・デ・ロアはフランスでは、子どもたちがまずぐしゃぐしゃに崩して、中に入っているおもちゃを探してから食べ始めるそうです。

ケーキをそんな食べ方したことがありますか？

自分の食べ方を思い出してみても、一度もありませんでした。

不思議な食べ方をするんだなと思いましたが、子どもたちにとってはとても楽しいだろうなと感じ、

賑やかな笑い声が聞こえてきそうな光景が目に浮かんできました。

ガレット・デ・ロアはロシアンルーレットというものだけではなく、

陶器のおもちゃ（このお店ではアーモンドです）が入っていた人は王冠を被り、王様（王妃様）となって祝福を受け、その年の一年を幸福に過ごせると言われています。

こうやって身近なお店で、外国の文化に触れ合えるのはとても貴重な体験ですよね。

一つ一つ丁寧に焼き上げて作られた焼き菓子をぜひご賞味ください。

店長さん、貴重なお時間をありがとうございました。