【育脳】親子で楽しみながら子どもの脳を育てよう!幼児教育講師おすすめの効果的な育脳遊び6選!
幼児教育講師のTERUです。
日々の子育て本当にお疲れ様です!
今日は『親子でやっていきたい超効果的育脳遊び6選』というテーマで、私がオススメする脳に良い遊びをご紹介していきたいと思います。
目新しいものはないかと思いますが、普通の遊びの中に脳を育てるヒントが隠れていたりしますのでぜひ最後までご覧いただけると嬉しいです!
それでは早速いきましょう。
1.短期記憶を鍛える遊び
短期記憶は、その名の通り短い時間覚える記憶のことを言います。
例えば、
- 買い物で買いたい食品をメモするまで覚えておく
- 電話番号を聞いてから入力するまで覚えておく
- 暗算をするときに数字を一時的に覚えておく
などといったような記憶です。
この短期記憶は別名ワーキングメモリーと呼ばれたりします。
この脳の部分は思考力や決断力、そして会話などのコミュニケーションを取るときにも使われるので、短期記憶を鍛える遊びはできる範囲で取り入れてみていただくと良いと思います。
一番良いとされているトレーニングが、神経衰弱です。
なかなか最近はやらないという方が多いかもしれませんが、お子さんがトランプを認識できるようになったらぜひお子さんと一緒にやってあげてください。
他にも「シマウマ」を「マウマシ」というように、自分の名前や物の名前を反対から読む遊びも簡単に短期記憶を鍛えることができる遊びです。
あとは、お子さんにお手伝いをしてもらうときに複数の指示を一回で出すというのもオススメです。
例えば、お料理のお手伝いをしているときに「玉ねぎ取って」ではなく
・「玉ねぎとニンジンとお肉を取って」
というように複数の指示を一回で出します。
そうすることで短期記憶のトレーニングをすることができますので、時折で良いのでやってみてくださいね。
2.絵を描く
絵を描くことは、脳を活性化させるにはとても良い取り組みです。
人は絵を描くときに、右脳だけではなく脳全体を満遍なく使って描いていると言われます。
そのため観察力・想像力・集中力の向上をはじめとした脳にとっての良い刺激に繋がります。
さらに、ストレスの発散にもなり脳のリフレッシュにも効果があると科学的にもわかっています。
子どもであれば幼児期からのお絵描き体験が、自分の頭で考えたことをペンを使って書くという、大きな意味での学習の始まりになります。
そこで得た集中力がのちの学習の助けになっていくと思います。
3.マネっこ遊び
マネをする練習も脳にはとても良い効果があります。
脳にはミラーニューロンシステムという仕組みがあります。
簡単にいうと『見たものをマネする機能』のことです。
この機能をトレーニングしておくと一番効果が出るのはスポーツです。
スポーツが上達する人は皆さんマネが上手です。
初めて見るスポーツでも、このミラーニューロンの機能が高ければ他の人より何倍も早くそのスポーツを習得できるようにもなります。
百獣の王と呼ばれる武井壮さんはこの機能がとても高いと言われています。
昔テレビ番組で「基本はフィジカルトレーニングと自分の体を頭で思った通りに動かす練習ばかりしていて、後は競技場に行って一番上手な選手のマネをするだけでそれなりの動きができてしまう」とおっしゃっていました。
ミラーニューロンは、人の気持ちやその場の雰囲気を感じ取る力とも関係していて、相手の表情を読み取って気持ちを感じ取っていくことができるようになるそうです。
ミラーニューロンを鍛えることは、社会性を育てることにもつながるということですね。
そこでオススメする遊びが『マネっこ遊び』です。
特に、顔マネ遊びやジェスチャーゲームがオススメです。
・「お母さんと同じ顔をやってみよう!」
・「お母さんの動きをマネてみよう!」
などと言って、お子さんにマネさせてみましょう。
さらに高度にするのであれば、動物歩きにも取り組んでみるのが良いと思います。
イヌ歩き、うさぎ跳び、ワニ歩き、クマ歩きなど、まずはお母さんがやって、子どもにマネをさせます。
特にワニ歩きなどがちゃんとできると、体を上手く使うセンスを鍛えることもできます。
動物歩きを使った遊びに関しては、私のYouTubeチャンネルでキッズ運動スクールの先生であるみっつ先生と以前作った動画がありますので、良かったら参考にしてみてくださいね。
4.ジェンガ
ジェンガは子どもが得意な動の動きとは反対で『静の動き』です。
そーっと積み木を触って移動させていかないと成功しませんよね。
子どもはまずは思いっきり動いて体を全力で動かすことを学び、そこから少しずつ静かにそっと動くことを体得していきます。
その静の動きを子どもに体得させていくときに、私たち大人はどうしても静かにしないといけない場所や学校の廊下は走らないなどといっルールがある中で子どもの静の動きを求めたりします。
ですが、人はやはりマイナスな感情で何かを体得していくのではなく「楽しい!面白い!ワクワク!」といったプラスの感情が元になって物事を体得していくため、そのオススメがジェンガというわけです。
ジェンガは「そーっと動けば成功しやすい!」という遊びの中の楽しい感覚で、静の動きを学んでいくことができます。
そして、この指先を少しずつ繊細に使って何か作業をするというのは、集中力はもちろん脳にとってとても良い刺激になります。
親子で長く楽しんでいきたい遊びですね。
5.GOとNO-GOの切り替え遊び
人間の脳は、積極的に何かをすることと積極的に何かをしないことを切り替えながら動いています。
脳科学では、
・積極的に何かをすることをGO
・積極的に何かをしないことをNO-GO
と言います。
この切り替えを訓練することで脳の前頭前野を鍛えていくことができ、子どもの我慢できる力を育みます。
オススメの遊びは次の3つです。
1)だるまさんが転んだ
だるまさんが転んだはよくご存知だと思いますが、実は動く、止まるを自分でコントロールしながら繰り返す脳にとってとても良い遊びです。
2)旗上げゲーム
旗上げゲームと言いましたが、旗はなくても大丈夫です。
「右手あげて、左手あげて、右手下げないで」というように、指示者に従いGOとNO-GOをコントロールできる遊びです。
3)反応ゲーム
これは例えば
・お母さんが奇数回手を叩いたら子どももマネして叩かなくてはいけない
・お母さんが偶数回手を叩いたら子どもは手を叩いてはいけない
というように、旗上げゲームと同様に子どもが親御さんの動きに従ってGOとNO-GOをコントロールしていけるゲームです。
“何かをしたら動く・何かをしたら動かない“というルールだけ守れば、どんな遊び方でも良いので、ぜひ工夫しながら楽しい遊びを考えてみてください。
6.じゃれつき遊び
じゃれつき遊びとはその名の通りで、親子で体を触れ合いながらまさに動物がじゃれ合うようにグチャグチャになりながら遊びます。
このじゃれつき遊びは、親子のコミュニケーションになったり、家での遊びにも関わらず汗をかくくらい体を動かすことができます。
そして、その結果体力もそうですが前頭葉を刺激することができて、我慢ができるようになったり、集中力が向上したりという良い報告を聞きます。
特に、親子で体を目一杯触れ合わすことで全身から人の温もりを感じられる遊びなので、子どもの発達にとってすごくオススメです。
具体的にはこんな遊びがあります!
- 子どもを抱っこしたりほっぺとほっぺをくっつけながらわしゃわしゃ
- 高い高いをしたり抱き抱えながら左右に揺らしてみる
- おんぶをしてそこから子どもを下ろさないようにして前側に移動してくる
- シンプルに軽い追いかけっこ
- 親が馬になってその上に乗るお馬遊び
- お相撲遊び
- 立っている親の体をつかみながら登る木登り遊び
- 親が子どもの手を掴み、ぐるっと回るぐるりんぱ遊び
- 親が四つん這いになってその上を跳び箱のように跳ぶ人間跳び箱遊び
- 親が仰向けになって足と手で子どもを宙に浮かせて飛行機遊び
- 大人2人で子どもの両手両足を持ってブラブラと揺らす2人ブランコ遊び
- 親の手につかまってぶら下がる人間鉄棒
- 親の足に子どもがしがみついて歩く遊び
おそらく自然にやっている方も多いのではないでしょうか。
これらは全てじゃれつき遊びであり、子どもの脳や体にとってとても良い遊びです。
ただ、デメリットとしてとにかく親側が疲れるので、ご自身の体力と相談しながら取り入れてみてくださいね!笑
いかがでしたでしょうか?
良さそうと思えたものがあればぜひ取り入れてみていただけると嬉しいです。
皆さんの子育てを応援しています!