プレミア12の韓国代表は「オーディション」で選ぶ? 練習に招集する35人を発表。7人は脱落
11月に行われる野球の国際大会「第3回WBSCプレミア12」に出場する韓国代表についてKBO戦力強化委員会が11日、練習招集メンバー35人を発表した。
プレミア12のエントリーは28人。KBO戦力強化委員会では現在開催中の「ポストシーズン」と代表練習を見て、35人から28人に絞るとしている。
代表練習は10月24日から11月7日までソウルのコチョクスカイドームで実施。ポストシーズンに参加中の選手は終了後に練習に合流する。11月1、2日には同球場でキューバとの強化試合を予定している。
⇒ 2024KBOポストシーズン日程表(ストライク・ゾーン)
韓国は昨年10月の「アジア大会」(中国・杭州)から代表メンバーの若返りに着手。今回のプレミア12でも2026年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)、2028年のロサンゼルスオリンピックを見据えて20代中心で構成した。
今回発表の35人には、昨年11月に行われた24歳以下を中心とした選手が対象の大会「アジアプロ野球チャンピオンシップ(APBC)」に参加した12人が含まれているが、APBCでエース的存在だったムン・ドンジュ、4番打者のノ・シファン(ともにハンファ)はメンバーから外れた。
また昨年WBC、APBCの両方に出場した野手のキム・ヘソン(キウム)とカン・ベクホ(KT)も不参加。両選手はアジア大会での金メダルで兵役が免除になったが、4週間の「基礎軍事訓練」がプレミア12の期間と重なるためメンバーに入らなかった。
若手中心の顔ぶれの中で、予備メンバー60人(9月発表)には含まれていなかった34歳の捕手、パク・トンウォン(LG)が新たに加わったのが目を引く。パク・トンウォンは2年連続20本塁打の長距離砲。豪快なフルスイングが特長の右のプルヒッターだ。
以下、代表メンバー一覧。
・韓国代表チーム 韓国代表招集メンバー35人(最終メンバーは28人)
△は左投手、左打者 ◇は両打ち □はAPBC2023代表選手
【投手】
LG ユ ヨンチャン、△ソン ジュヨン
KT コ ヨンピョ、パク ヨンヒョン、ソ ヒョンジュン、オム サンベク
SSG □チョ ビョンヒョン
トゥサン □クァク ピン、キム テクヨン、イ ヨンハ、△□チェ スンヨン
KIA □チョン ヘヨン、チョン サンヒョン、△クァク トギュ、△□チェ ジミン
サムソン □ウォン テイン
ハンファ キム ソヒョン
【捕手】
LG パク トンウォン
NC □キム ヒョンジュン
KIA △ハン ジュンス
【内野手】
LG △ムン ボギョン、△シン ミンジェ
SSG △パク ソンハン
NC □キム フィジプ、◇□キム ジュウォン
KIA □キム ドヨン
ロッテ △□ナ スンヨプ
サムソン △キム ヨンウン
キウム △ソン ソンムン
【外野手】
LG △ホン チャンギ
KIA △チェ ウォンジュン
ロッテ □ユン ドンヒ
サムソン △ク ジャウク、△キム ジチャン
キウム △イ ジュヒョン
・韓国代表チーム 監督・コーチ
監督 リュ ジュンイル(元LG監督)
ヘッドコーチ リュ ジヒョン(元LG監督)
投手コーチ チェ イルオン[山本一彦](元LGコーチ)
打撃コーチ チャン ジョンフン(元ハンファコーチ)
バッテリーコーチ チェ ギムン(元ロッテコーチ)
作戦・走塁コーチ キム ジェゴル(ハンファコーチ)
ブルペンコーチ ソ ジェウン(元KIAコーチ)
クオリティーコントロールコーチ イ ジンヨン(サムソンコーチ)
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⇒ プレミア12日程と概要(ストライク・ゾーン)