【4月5日のMLB】無失点の連続イニングが途切れる、新球団が登場、12チームでプレーした初の野手
◆1989年4月5日
ロサンゼルス・ドジャースのオレル・ハーシュハイザーが、シーズン最初のマウンドに上がり、1回裏に1点を失う。前年8月30日の6回裏から続けていた、無失点のイニングが途切れる。59イニング連続無失点は、現在でも史上最長。前年9月28日の登板で10イニングを無失点に封じ、こちらもドジャースのドン・ドライスデールが1968年に記録した、58イニング連続無失点を上回った。
◆1993年4月5日
新球団のコロラド・ロッキーズとフロリダ・マーリンズ(現マイアミ・マーリンズ)が、最初の試合を行う。ロッキーズはアウェーで黒星を喫し、マーリンズはホームで白星を挙げた。マーリンズの本拠地であるジョー・ロビー・スタジアムでは、始球式にジョー・ディマジオが登場した。
◆1993年4月5日
オークランド・アスレティックスのエリック・フォックスが、開幕戦の7回表からセンターの守備固めに入り、1点リードの8回裏にグランドスラムを打つ。この年、フォックスは29試合に出場し、ホームランはこの1本だけ。通算でも5本に過ぎず、他にグランドスラムはなかった。
◆2010年4月5日
サンディエゴ・パドレスのマット・ステアーズが、開幕戦に代打として起用され、メジャーリーグの12チームでプレーした初の野手となる。2人目は、まだ現れていない。ステアーズの選手生活は、この翌年のワシントン・ナショナルズが最後。メジャーデビューから2シーズン(1992~93年)はモントリオール・エクスポズでプレーしたので、ナショナルズは13チーム目とは数えない。エクスポズ(1969~2004年)がモントリオールからワシントンD.C.へ移転し、ナショナルズとなった。ただ、ステアーズは1993年に、中日ドラゴンズでも60試合に出場した。
4月4日のMLBは、こちら。