【富士宮市】巧みなドラムの音色が聞こえてくる『安居山八幡宮』~獅子神様の目撃情報もあり?!~
大中里から芝川方面へ抜ける県道富士宮芝川線沿いにある『安居山八幡宮』。何年か前に友人の子どもを乗せて車で走っているときに、『あの神社に獅子神様がいた!』と子どもたちが大騒ぎしていたのを覚えています。
その後から通る度に獅子神様がいるかもしれないと、境内を覗いてみるのですが私には発見することができませんでした。
そんなUMA(未確認動物)と出会えるかもしれない、『安居山八幡宮』を訪ねてみる事にしました。
神社入口の鳥居横には、『甲子』と彫られた石碑が建っています。この『甲子』と彫られた石碑は市内のいろんな場所で見ることができます。甲子園の『甲子』ですが「こうし」ではなく「きのえね」と読みます。農業の神、福の神として祀られているそうです。
安居山の八幡宮も武の神、農業の神が祀られているんだそう。
鳥居をくぐり、階段を登ると歴史を感じる灯篭があります。
この灯篭は約230年前の寛政7年と刻まれていました。『境内にある建造物は雨枷によって不安定になることがあります。大変危険ですから手をふれないでください』との注意書きがありました。
拝殿前には土俵があり、毎年夏の終わりに豊作に感謝して、子どもたちの相撲が奉納されるそうです。
境内奥の道路側には、古木があり、その根元には小さな祠があり山神を祀っていました。
境内を抜けると、安居山一区公民館や消防署があります。
そしてその奥に続く石積の壁。現在のようにコンクリートで力学的に抑え込むのではなく、自然のものを利用することによって、人工物が自然と融合している景色は、身近にありながらすばらしいものだとしばらく眺めてしまいました。
こうして安居山八幡宮を散策している間、私を楽しませてくれていたのが巧みなドラムの音色です。
多分、ご近所の方が練習をしている音が聞こえてきているのでしょうが、ライブを聞いているような感覚に囚われて、楽しませてもらっていました。
そして、道を挟んで隣には、珍しい色のヤギさんがいて、こちらをじっと見つめていました。
もしかして、子どもたちの見た『獅子神様』の正体は、このヤギさんだったのかも…
安居山 八幡宮
住所:富士宮市安居山601