【泉佐野市】ここは元「銀行の金庫」。絶品のあてで昼飲みもできる『異色の純喫茶』口コミ絶賛駅チカの新店
南海 泉佐野駅西口を出てりそな銀行を左へ。駅から徒歩3分ほどのところに『異色の純喫茶』がオープンしています。
ここはありそうでなかった新しいコンセプトのお店。特に最近「昼飲み」に憧れていたわたしには最高のスポットなのです。
そして、このお店の口コミは4.7とほぼパーフェクトに近い評価。
とても気になります。
レトロでハイソな空間で「女ひとり」の昼飲みが叶う
「女ひとり」の昼飲みは、憧れるけどなんだかハードルが高い。
そんな悩みを解決してくれるお店を見つけました。
5月30日にオープンした「純喫酒(じゅんきっしゅ) コパープル」は、どの時間帯に訪れても絶品のあてとともに気兼ねなくお酒が楽しめるオールラウンダーな純喫茶。もちろん、純喫茶らしく モーニング、ランチ、スイーツの提供もあるから、その雰囲気にまぎれてヒッソリお酒を飲むことができます。
うっとりするほど美しい店内は、レトロでハイソ。ここは、8時から22時(営業時間)の間、いつ訪れても食べたいもの、飲みたいものが見つかる素敵スポット。たとえば、8時から11時はモーニングタイム、11時から15時はランチタイムなのですが、その間、軽食やスイーツ、お酒とおつまみも楽しめるので、親子2世代、3世代で訪れてもそれぞれのひと時を堪能できます。
“あて”がどれも絶品
今日の目的は「昼飲み」なので、さっそくお酒をオーダーします。
昼なのに「マスタ~」と店内に声を響かせる感じがなんだか乙。
ビール、カクテル、酎ハイ、ウィスキー、焼酎、日本酒、ワインなど、酒類の種類も豊富です。世界各国のナチュラルワインや日本ワインなど、マスターが本当に美味しいと思ったものだけをセレクト。なので、都度銘柄は変わります。わたしはカクテルが好きなので「レッドアイ」をチョイス。
現在お昼の11時22分。
「女ひとり」の昼飲みスタートです。
お酒のあての種類も多彩です。軽食もあわせると、その数はなんと60種類以上!
え? ここ本当に純喫茶? ってなりますよ。
「レッドアイ」が到着。まずは前菜に「はちみつトマト」を。
皮を湯むきしたミニトマトをはちみつに漬け込んだもの。ひんやり甘くておいしい。 そういえば「レッドアイ」もビールとトマトを混ぜあわせたカクテルだから、トマト&トマトだ 。
続いてオーダーしたのは「S.O.Wサラダ」。
S(素敵で)O(おしゃれな)W(ワッフルサラダ)の略で、映える見た目といい、ネーミングの遊び心といい、うーんニクい。
ワッフルコーンに盛られたポテトサラダの下にドレッシングが入っていて、ポテトサラダごと豪快にサラダにかけていただきます。
すこしスイートなワッフルコーンとサラダの相性の良さにびっくり。ザクザクとした食感も楽しく、この甘じょっぱさはクセになる味。ボリュームもたっぷりだから2~3人でシェアしても良さそうです。
そうそう、こちらで提供されるお手拭きがアロマの香りがしてとても使い心地がいいんです。「S.O.Wサラダ」をオーダーすると、「手が汚れるから」とさらにもう1枚差し出してくれるマスターの優しさに「惚れてまうやろ」となるはず。
続いて「カマンベール生ハム巻き天ぷら」を。
まちがいないヤツ。想像通りの美味しさ。
まろやかな塩味とブラックペッパーの刺激的な香りが口いっぱいに広がり、無性にワインが飲みたくなりました。
取材だから、と1杯の予定が2杯目に突入。
山梨県産のぶどうでつくられた白ワインは、シトラス、レモングラス、白花の蜜の味わいが楽しめます。甘さ控えめで、スッキリとしていて料理との相性も◎。
続いて「煮大根天ぷら」を。煮大根を天ぷらにする発想がもうスゴイ。
「味のしゅんだおでんの大根を天ぷらにしちゃった」そんなひと品。
大根の甘みも感じてほっこり。“和”なのに白ワインともよくあいます。
なにを食べても美味しい。
そして、〆に「よだれ鶏」を。
濃厚でピリリと辛い甘酢だれにからめたやわらかい鶏むね肉をシャキシャキの玉ねぎとともに。美味しさもさることながらビジュアルの美しさにもうっとりしてしまいます。
白ワインを飲み干し あらためて店内を見渡すと、酔いもまわったからか まるで映画のワンシーンのような空間に心を奪われます。
実はすべてが演出で、映画のためにつくられた舞台セットの中にいるような、そんな気分にさせられます。
そして、こちらの方がマスター。
その名前をお聞きし、どうしてこれほどまでに料理が洒落ていて美味しいのか。
その理由がわかりました。
「コパープル」は「こむらさき」?
実は「純喫酒 コパープル」は、あの“予約がとれないお店”で有名な「酒菜 こむらさき」(若宮町)の姉妹店で、マスターはオーナーの小村﨑 悠(こむらさき ゆう)さん。
誰に聞いても「あの店はおススメ」「美味しい」と定評のある人気店で、ランチはなかなか予約がとれない、と待ちわびる人も大勢。もちろん、小村﨑さんご自身も厨房にたち腕を振るった立役者のひとりで「食べ歩き」「飲み歩き」好きが高じてセンスを爆発させた「時の人」。現在「酒菜 こむらさき」は、実のお姉さん夫婦にまかせて、軸足をこの店に置いているのだそう。
「朝から晩まで飲む方も飲めない方も一緒の空間で楽しめる 。そんな店をつくりたかった」と純喫茶の新定番となりそうな “純喫酒” にかける気合も十分です。
ここは元「銀行の金庫」
噂に聞いていた“あのこと”を尋ねてみました。
「この場所は、銀行だったとか?」
「はい、昭和40年頃まで『泉州銀行の支店』があったと聞いています。奥の個室は“金庫”だった場所です」
重厚な扉を開けるとそこにはエモすぎる空間が広がっていました。
「銀行の金庫ルーム(個室)」(仮称)のご予約は4名から最大8名まで。
こんな素敵な空間でお酒を飲みながらみなさんは何を語るのでしょうか(喫茶のみの利用も可能)。写真も映えまくることまちがいありません。
今後は、あてやスイーツの種類を増やしたい、と話す小村﨑さん。
ありそうでなかった『異色の純喫茶』。
また街に素敵なお店ができました。
*「純喫酒 コパープル」さまのご厚意により、撮影用の一部の料理を無償でご提供いただきました。本記事制作にあたってはガイドラインに基づき公平中立に制作しています。
~お酒は二十歳になってから~未成年の飲酒は法律で禁じられています。
【基本情報】
店名:「純喫酒 コパープル」
公式インスタグラム(外部リンク)
住所:泉佐野市若宮町5-16
Tel:072-486-7215
営業時間:8:00~22:00(L.O.21:30)
定休日:日曜
駐車場:なし(近隣のコインパーキングをご利用ください)
取材協力 「純喫酒 コパープル」
マスター小村﨑 悠 様
*記事内容は取材当時のものです。
*席数が少ないためお電話でのご予約がお勧めです。