8頭身美女ユン・チェヨンとイ・ボミが韓国メディアに明かした「ニッポン」
やはり日本でのプレーは特別な経験だったか。苦笑いを浮かべつつどこか嬉しそうなユン・チェヨンの笑顔が浮かんだ。
ユン・チェヨンとは、韓国で“元祖美女ゴルファー”と言われる人気選手のことだ。今年4月には日本ツアーの「ヤマハレディース葛城」に出場して3位タイの大活躍を見せ、“8頭身美女ゴルファー”として大きく取り上げられたので記憶しているファンも多いだろう。韓国では“KLPGA広報モデル”というツアーの顔的存在を唯一、8年連続で務めてきたスター選手である。
そのユン・チェヨンと“韓国女子ゴルフ界の超絶セクシークイーン”と呼ばれるアン・シネが、先週行われた日本女子ツアーのセカンドQTを受けたことは以前紹介したが、結果は2人とも見事に通過。2人は埼玉の高坂CC岩殿コースで行われたセカンドQT・B地区で、ユン・チェヨンは12位、アン・シネは15位に入って、サードQTに駒を進めることに成功している。
今回、セカンドQTで感じたことをユン・チェヨンが韓国メディアに明かした。彼女はコラムで都度、プライベートや直近の試合を振り返っており、前出した「ヤマハレディース葛城」直後も日本ツアー参戦の感想を率直に明かしているが、今回のコラムもなかなか面白い。
(参考記事:ユン・チェヨンが語った「日本参戦で感じたこと」と赤裸々プライベート)
例えば今回のセカンドQTではルールテストも受けたという。英語か日本語の出題を30問中21問以上クリアすればパスとなり、一度落ちても再テストがあったそうだが、ユン・チェヨンは一発でパスしたらしい。
また、コースセッティングには驚いたとか。「フェアウェイとラフの境界が完璧で、グリーンはとても速かった」としている。
何よりも印象的だったのは、今回のセカンドQTに若い選手から50代まで幅広い年齢層の選手たちが受験していたことだという。
「本当に驚いた。韓国では年をとると“落ちたらどうしよう”というメンツのせいで迷ったりしますが、日本は違った。満足のいかないスコアでも微笑みを失わないベテラン選手たちの顔は忘れることができません」
以前にユン・チェヨンをインタビューしたとき、彼女は「韓国に比べると、日本の選手は長く現役が続けられて羨ましい。韓国ではやらないのではなく、できないのです」と語っていたが、今回も日本のベテラン選手たちに感銘を受けたようだ。
(参考記事:【独占インタビュー】“元祖美女ゴルファー”ユン・チェヨン、日本参戦の可能性)
英語でのルールテスト、整ったコース環境、そして日本のベテランたちの姿。それらすべてが「とても特別な経験でした」としたユン・チェヨン。サードQTは11月22日から行われるが、そこでもきっと新鮮な経験が彼女を待っていることだろう。
イ・ボミも先週は特別な経験をしたと、韓国メディアの『News en』とのインタビューで明かしている。
イ・ボミは先週の「TOTOジャパンクラシック」でリディア・コーと2日間ラウンドをともにしたが、「リディアから学ぶことが多かった」というのだ。
そのインタビューのなかでイ・ボミは、「日本は練習環境が素晴らしく良い。一生懸命に練習すれば、どんどん成績も上がっていく。さまざまな面で選手たちを考慮した環境が素晴らしい」と、日本と韓国の違いについても語っている。
日本のゴルフ環境を絶賛する韓国人選手は多いが、イ・ボミが「一生懸命に練習すれば成績は上がる」と語ると、余計に説得力が帯びてくるのだから不思議だ。
(参考記事:韓国美女ゴルファーたちに聞いた!! 日本から離れられないワケ)
『News en』とのインタビューでは、「2年連続の賞金女王に対するプレッシャーはある。意識しないと言ったらウソになります」と、正直に告白しているイ・ボミ。
「TOTOジャパンクラシック」では今季ワーストの49位だったが、「最近はパットの練習に多くの時間を費やしています。パットに対する自信を早く回復できるよう努力している」とも明かし、「残り試合で1勝を追加して、(日本通算)20勝を達成したい」と抱負も語っている。
そんなイ・ボミが今日から挑むのは、「伊藤園レディース」。昨年は同大会に優勝して賞金女王を確定させた、縁起の良い舞台でもあるが、はたして今回こそ日本通算20勝の大台を達成するとともに、2年連続の賞金女王の可能性を一気に手繰り寄せるだろうか。
今週末はいよいよ大詰めを迎えた女子ツアーの賞金女王争いにも注目したい。