共産党志位委員長がオスプレイの虚偽投稿を説明なく削除
11月6日、千葉県木更津駐屯地に暫定配備された陸上自衛隊のV-22オスプレイが駐屯地敷地内で初飛行を行いました。なお木更津駐屯地は東京都心まで40kmの位置にあります。参考までにアメリカ首都ワシントンD.C.の南南西50kmにあるクワンティコ基地にもオスプレイが居ます。
オスプレイの事故率はアメリカ海兵隊型でクラスA事故率2.50(2019年9月時点)と平均的な数字であり、安全性は同規模の軍用輸送機としては普通の部類なので、飛行制限は課せられていません。アメリカのワシントンD.C.やニューヨーク、サンフランシスコなど大都市の上空も飛んでいます。しかし日本では以下のような間違ったデマが根強く流布されています。
この共産党・志位委員長のTwitterの投稿は何の説明も無く直ぐに削除されました。読者からクワンティコ基地の存在を伝えるリプライがあった直後に削除されているので、志位委員長は間違いに気づいて削除されたようですが、アメリカでも首都近郊にオスプレイ配備基地があることを説明した上で訂正するのが政党の長としての責任だったのではないでしょうか?
日本ではオスプレイに関してメディアも含めておかしなデマが根強く広まっている状態です。統計的に事故率が高いわけではなく平均的な数字のオスプレイを捕まえて「重大事故が多い」と嘘を言ったり、アメリカではオスプレイという機種を特定した飛行制限区域など一つも無いのに「アメリカでは飛行禁止なのに日本では我が物顔で飛んでいる」という空想のストーリーが語られています。しかしオスプレイはアメリカ国内で400機近くが飛び回っているので、そのようなデマを否定する証拠の動画は探せば幾らでも出て来ます。
もうそろそろ政治的な運動の目的のためにはデマでも何でもよいから利用するというやり方は改めるべきではないでしょうか。危険な機体だと印象操作するために嘘を吐く行為は正義と言えるものではありません。