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クエバスの復活投でチームは4連勝 元盗塁王の遊撃手が軍から復帰<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者
ウイリアム・クエバス(写真:kt wiz)

17日のKBOリーグは全5試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

キウムヒーローズ-KTウィズ(コチョク)は9-2でKTが勝利。KTの先発ウイリアム・クエバスが6回107球を投げて被安打3、キウム打線を0点に抑えて5勝目(8敗)を挙げた。

クエバスは昨季12勝負けなし。しかし今季は失点が多く、敗戦数が勝利数を上回っている。

この日のクエバスはきのうから使用可能となった、バッテリー間のサイン交換用電子機器「ピッチコム」を装着。早い投球間隔で投げ込み、打者を抑えていった。

KTは4連勝、敗れたキウムは4連敗。

◇7月17日(水)の結果

・LG 12 - 9 SSG(チャムシル)

 勝:エンス

 敗:キム グァンヒョン

・キウム 2 - 9 KT(コチョク)

 勝:クエバス

 敗:デ・ヘスス

・ロッテ 6 - 2 トゥサン(ウルサン)

 勝:キム サンス

 敗:キム ユソン

・KIA 10 - 5 サムスン(クァンジュ)

 勝:イム ギヨン

 敗:レイエス

・NC 5 - 1 ハンファ(チャンウォン)

 勝:カスタノ

 敗:バリア

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「軍から復帰し約2年ぶりのスタメン」

KTは8番ショートでシム・ウジュンが先発出場。シム・ウジュンは昨年1月に入隊。国軍体育部隊(サンム)に所属し今週15日に除隊した。きのう1軍登録され、復帰後初の先発出場となった17日はタイムリーヒットを放った。

シム・ウジュンは入隊前までKTのレギュラー遊撃手として活躍。2020年には盗塁王のタイトルを獲得し、この日も盗塁一つを成功させている。

映像:シム・ウジュンのタイムリーと盗塁(KBO公式YouTubeチャンネル)

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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