はじめまして！Yahoo!クリエイターとして宮城県の大崎市、石巻市の記事を書きます『さやか』です。よろしくお願いします。

寒さが厳しくなってきました。この時期は、温かい飲み物で温まりたいですよね。

「コーヒーのカレーの店　茶房クレイン」

今回お伺いした店は、その名の通り、コーヒーとカレーが自慢のお店です。冬の寒さを吹き飛ばしてくれるホットな場所で、心温まるひとときを過ごしましょう。

ホットな場所。それは単に温かいものを食べさせてくれるということではありません。ホットなのは、素材へのこだわり、地元への想い、そしてお客様への愛です。どういうことなのか？早速、お店へ入ってみましょう。

入店すると目につくのが、ところ狭しと並んでいるコーヒー豆。このラインナップ、凄い。そしてこれ、全て生豆、つまりまだ焙煎していない状態の豆なんです。

さて、この生豆を誰が焙煎するのでしょうか？それは、お客さんです。ここ茶房クレインでは、セルフ焙煎マシーンを導入しており、好きな豆を、自分好みに焙煎することができるのです。

豆選びは、コーヒー素人にとって難しそうですが、店主が詳しく教えてくれます。店主の深いコーヒー知識に導かれながら、じっくり選んでいきましょう。

焙煎は100ｇ単位、原産国や農場によりますが、800～2000円程度です。そして、生産エリアごとのざっくりとした特徴は以下の通り。

・南米(ブラジル、ペルー)…バランスが良く、万人受けする

・カリブ海周辺(グアテマラ、コロンビア)…フルーティーで爽やか

・アフリカ(タンザニア、エチオピア)…しっかりとした酸味と甘み、キレ味

・東南アジア(インドネシア)…ハーブのような上品な香りとコク

さらに、焙煎の深さによって以下のような特徴が出ます。

・浅煎り…酸味が強い、フレッシュ感、豆そのものの風味が味わえる(1～2)

・中煎り…中間で、浅煎りと深煎り両方のいいとこ取り(3)

・深煎り…苦み、香ばしさが強い(4～５)

これらの情報を参考にしながら、お好みの豆を選び、５段階から焙煎度合いを選択し、マシーンにセットします。煎りの深さによりますが、所要時間は10分程度だそうです。

私も焙煎にチャレンジ。しっかりとした味が好みなので、エチオピア産の豆を深煎りでセットしました。待つ時間のワクワク感がなんとも言えません。

焙煎した豆を自宅で淹れて楽しみます。挽きたてがサイコーですが、コーヒーミルを持っていない方には、お店が無料で挽いてくれます。

小学生の調理実習や野外炊飯のときのように、“自分で作った”という嬉しさは格別の美味しさをもたらしてくれます。このテンション、満足感はなかなか味わえるものじゃありません。日々のコーヒーが至福の一杯になることでしょう。

ここで、店主の紹介です。茶房クレイン店主『小野寺昭子』(おのでらしょうこ)さん。

昭子さんは、深いコーヒー知識もさることながら、大きな農家の生まれで、生産者の想いをよく理解している方です。故に料理にも地元の農産物をふんだんに使い、健康を考えたメニューを提供しています。

ここ大崎市は米どころ。美味しいお米をたくさん食べてほしい。そんな昭子さんの想いを叶えるのが、コーヒーと並ぶクレイン自慢のメニュー、カレーです。小麦粉(ルー)を使わず、地元産を中心とした野菜を煮込み、スパイスで味付けしたもの。美味しそうですね。

私も早速、オーダーしました。写真のメニューは『ロコモコ丼』。ご飯の上にハンバーグ、その上に目玉焼きという三層構造、そこに銀の器に入ったイエローチキンカレーをかけていただきます。塩分控えめだそうですが、スパイスがふんだんに使われているので、風味豊かなカレーです。そこに、食べ応えのあるハンバーグ、さらに半熟目玉焼きがトロリと絡む至福…。たまりません。

茶房クレインのコンセプトは『熱い・想い・感動・繋ぐ』

お米や野菜のみならず、コーヒー豆も農産物です。産地の熱い想いを商品、メニューに込めて私たち消費者へ感動とともに繋いでくれる。こんな素敵なお店が大崎市にはあるんです。

季節はクリスマス。大切な人と食事をしたり、贈り物を選ぶ機会が増えるシーズンです。自分の為ももちろんですが、相手を想い、心を込めて焙煎したコーヒーのプレゼントは、なかなか粋なセレクトではないでしょうか。またセルフ焙煎以外にも、昭子さん自らが自家焙煎した本格コーヒーや、地元産のブルーベリー、黒豆などのフレーバーを練り込んだ、ご当地コーヒーもオススメです。

温かいコーヒーも、こだわりのスパイスカレーも、寒い季節に心までホットにしてくれそうですね。そんな温かい場所、茶房クレインさんへあなたも行ってみませんか？

店舗情報

※専用駐車場がありません。お近くのコインパーキングをご利用ください。