Yahoo!ニュース

【上田市】2025年はいい年に!昌幸の見た景色に出会える真田氏本城跡 で今年の締めくくり

もりのりこ地域移住系ライター(上田市・東御市・小諸市)

真田昌幸が1585年に上田城を築く以前、真田三代が本拠地としていたとされる真田氏本城跡。標高890mから見下ろす景色は圧巻で、昌幸がここで戦略を練った姿が目に浮かびます。

実際に真田氏が本城としたかは不明
実際に真田氏が本城としたかは不明

周囲に点在する支城群と連携し全体を掌握する司令部として機能していた可能性が高いと言われています。

新しい年に気持ちを向けるには最適の場所かもしれません。

今回は真田氏本城跡をご紹介します。

アプローチ

長野県上田市真田町の県道4号・真田東部線を車で進むと、六文銭が染め抜かれた赤い旗が目に入ります。

県道4号沿 旗が目印
県道4号沿 旗が目印

ここから道が細くなる
ここから道が細くなる

標識に従い登り坂を進んだ先に真田氏本城跡があります。

菅平方面と上田市街地が見渡せる
菅平方面と上田市街地が見渡せる

今は憩いの広場

現在、真田氏本城跡は公園として整備され、駐車場やトイレも完備されています。

駐車スペースの向かいに綺麗なトイレがある
駐車スペースの向かいに綺麗なトイレがある

トイレの脇に湧水 遠くから湧水しているようだ
トイレの脇に湧水 遠くから湧水しているようだ

広場からは、視界いっぱいに広がる上田の街並みを一望。振り返れば、雪をまとった四阿山の雄大な姿も楽しめます。

隣の達磨山から
隣の達磨山から

地域のぬくもりを感じる

ふかふかの芝は歩きやすく、お散歩にぴったり。
眺めの良い場所にはベンチが設置され、訪れる人に「ここからの景色を楽しんでほしい」という思いが伝わります。

お弁当を広げるのにちょうどいい
お弁当を広げるのにちょうどいい

さらに、帽子をかぶったお地蔵様や、駐車場前で出迎えてくれる同祖神の像が、ほっこりとした優しい気持ちにさせてくれます。

ニット帽がよく似合います
ニット帽がよく似合います

駐車場前の石像
駐車場前の石像

おまんじゅうのようなふっくらしたお顔が愛らしい
おまんじゅうのようなふっくらしたお顔が愛らしい

伝説・謎・ミステリー

真田氏本城跡の隣にある達磨山(標高1429.5m)は、奇岩や巌窟が点在する静かな里山です。

達磨山山頂標識にも六文銭
達磨山山頂標識にも六文銭

山中には、真田十勇士の忍者にまつわる場所や、岩窟内に石達磨や弘法大師像が祀られている達磨堂と呼ばれる神秘的な場所があります。

山中にひっそり佇む巌窟 訪れる人は少ない
山中にひっそり佇む巌窟 訪れる人は少ない

稜線上にある岩では真田の忍びが修行したとか
稜線上にある岩では真田の忍びが修行したとか

水害(2019年の台風19号)で登山道が荒れ、危険箇所も多いので一般向けではありませんが、真田の郷ならではの神秘性が感じられるスポットです。

ーいかがでしたか

真田氏本城跡、新たな年を晴れやかに迎える気持ちを整えるには最適なスポットですね。

近隣には、他にもおすすめスポットがたくさんあるので、真田の町めぐりも楽しんでください。

真田氏本城跡

住所:長野県上田市真田町長5029-3

駐車場: 数台

トイレ: あり

アクセス:上信越自動車道 上田菅平ICより約8km、東部湯の丸ICより約13km

地域移住系ライター(上田市・東御市・小諸市)

東京・渋谷出身。22年12月から長野に拠点を移してあちこち巡るヒトとなる。 豊かな自然、伝統とあたらしさ、独特のカルチャーに惹かれ、日々過ごしています。 ヨソから来たからこそ発見できる地域の魅力。 ほんとうに伝えたいことだけをていねいに記事にします。

もりのりこの最近の記事