グッチがクールな基金で日本のジャズ文化を後押し
JUJU:グッチの「音楽基金」大使に就任 会見で「Take Five」を初披露
TVドラマ「TAKE FIVE~俺たちは愛を盗めるか~」(TBS系列)の劇中歌に使われている「テイク・ファイヴ」という曲。
ウエスト・コースト・ジャズを代表するアルト・サックス奏者のポール・デスモンドが作曲し、彼がメンバーだったデイヴ・ブルーベック・クァルテットが1959年に発表したアルバム『タイム・アウト』に収録されました。
4分の5拍子という変拍子とエキゾチックなメロディが、それまでのジャズのイメージを一新させるものと評価され、以降も多くのミュージシャンにカヴァーされています。
この劇中歌を歌うのはJUJU。ジャズ・シンガーを志していたことを公言し、2008年には遊学先だったニューヨークで凱旋ライヴも行ない、2011年にはジャズのスタンダード曲を中心に構成したアルバム『DELICIOUS』をリリースしています。
そんな彼女が、この難易度の高いヴォーカル・ナンバーに挑んだのは、タイアップ以上のチャレンジ的な意味合いがあったのではないかと思うのです。
グッチグループ 日本の若手音楽家を支援する音楽基金設立
さて、話題のJUJUが登場して「テイク・ファイヴ」を歌ったイヴェント、「グッチ タイムピーシズ&ジュエリー日本音楽基金」の設立記念発表会の概略を伝える記事はこちらです。
一般紙の視点ではJUJUのニュース・ヴァリューが高く(彼女が6月にリリースする新作『DELICIOUS~JUJU's 2nd Dish~』の宣伝というニュアンスが強く感じられますね)、あまり基金のことに触れられていませんでした。
こちらの記事を読むと、日本のジャズ文化の発展への貢献が大いに期待される、心強い内容の基金が設立されたことを知ることができます。
企業市民としてのグッチ・グループの姿勢を高く評価するとともに、奨学生が成長して活躍してくれる日を楽しみにしたいと思います。