2023年9月16日より台東区上野の東京都美術館で「永遠の都 ローマ展」が開催されます。
2023年9月16日より、上野の森にある東京都美術館で「永遠の都 ローマ展」が開催されます。
世界的に最も古い美術館であるカピトリーノ美術館の所蔵品を中心に彫刻や絵画など見どころがいっぱいです。
今回は特別に、カピトリーノ美術館以外では滅多に見ることができない2世紀の作品、ヴィーナス像も来日します。カピトリーノ美術館は、1734年に一般公開が始まったとのことです。その頃の日本では文化財や美術品などを保存する場所はあっても、それらを一般に公開するということはありませんでした。そもそも美術館や博物館という概念自体がなかったようです。カピトリーノ美術館は、明治維新後、日本で博物館や美術館が建造される際に大きな影響を与えたといわれています。
ちなみに「永遠の都 ローマ展」が開催される東京都美術館から歩いてすぐの場所に、日本初の博物館、東京国立博物館があります。1872年(明治5年)に湯島聖堂で開催された内国勧業博覧会が国立博物館誕生のきっかけになったのだそう。
歴史の重みも感じる「永遠の都 ローマ展」。東京都美術館での展示は2023年12月10日までとなっています。ご興味のある方はぜひ上野の東京都美術館まで足をお運びください。そして東京都美術館に来られた際は、ぜひお近くの東京国立博物館へも足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
・東京都美術館・
〒110-0007 東京都台東区上野公園8−36
・東京国立博物館・
〒110-8712 東京都台東区上野公園13−9