【川崎市多摩区】犬を抱っこ紐に入れて絵を描いた!? 小松美羽さんの作品に惹き込まれて
こんばんは!
普段から、川崎市のトレンド&カルチャー情報を発信している俳優のAshです。
夏も終盤ですが、いかがお過ごしでしょうか?
生田緑地にある川崎市岡本太郎ミュージアムで現在、ものすごい展示が行われているという噂を聞きつけて、はるばる行ってまいりました。
いやぁ…ものすごかったです。
小松美羽展
こちらの展示です。
小松美羽さんというアーティストの「岡本太郎に挑む−霊性とマンダラ」と副題が付けられた展示。
小松美羽さんのことは、今回初めて知りましたが、非常に緻密で美しい作品を作るアーティストでした。
展示の入り口からして、異世界へ誘われる感じがたっぷりでぞくぞくしますね!
細く繊細なタッチ
そもそも、最初に自分の心の中を表現するために選んだのが銅版だったというのですから、どれだけ繊細な線を必要とする画家かということが解ります。
アーティストにとって、自分の内面を表現するのにふさわしい手法を見つけることができた時というのは、忘れ難い一瞬だと思います。
やがて、伊勢神宮である光景を見たことで、その黒く細い線でのみで描かれていた世界が、色彩と特別な視点を得て、金色の輝きを放つようになるのですが、その過程はぜひ、ご自分の目で展示を観ることで、体感して欲しいと思います。
館内の撮影はフラッシュなどを使わない限りOKだったのですが、写真を撮るよりも作品に惹き込まれて見惚れてしまう時間のほうが長く、あまり写真を撮りませんでした。
いずれにしても、生の作品の放つパワーをぜひ感じて欲しいので、記事への写真の掲出は最小限にしておこうと思います。
狛犬をモチーフにした作品が多かったのですが、どうやら小松美羽さんは真性の犬好きらしく、抱っこ紐の中に犬を入れて製作をしたこともある、と案内に書いてありました。
ひとつひとつの作品が放つエネルギーは、凄まじく。
このアーティストが何と向き合い、戦おうとしているのか、ということについて思いを馳せるだけでも、非常に豊かな時間を過ごすことができます。
空太郎(10歳)と一緒に観たのですが、子どもでも十分に感じるものがあるらしく、一つ一つの絵や立体をとても興味深く見ていました。
上の作品は小松美羽さんが生まれ育った長野の地域が、縄文時代の遺跡が掘り起こされたエリアであることを踏まえ、黒曜石をふんだんに使って作られていましたが、ちょうど歴史で石器時代を習ったばかりだったらしく、いろいろなことを解説してくれました(笑)。
ぜひ、お子様と一緒の夏休みの最後のレジャーには、岡本太郎美術館も候補に入れてみてくださいね。
ミュージアムカフェでも期間限定の商品が
企画展にあわせて、期間限定の美味しそうなサマーソーダが出ていました。
真ん中のハイビスカースサマーソーダを注文してみました。
ちょっと甘かったけど、特別感があって美味しかったです!
小松美羽さんは現在、海外からも熱い注目を集めるアーティストです。川崎市内で作品が観られるのはラッキーとしか言いようがありません。
岡本太郎美術館の常設展を見た後に、小松さんの展示が観られるようになっているので、時代は違っていても、ふたりの現代アーティストの大切にするものや、共通項などが浮かび上がってきてとても興味深い展示でした。
気になった方は、ぜひ行ってみてください!(現在、鑑賞には日時指定予約が必要ですが、こちらのウェブサイトから簡単にできるのでやってみてください。)
今月の28日までです!(月曜日は休館日なのでご注意ください!)
小松美羽展 岡本太郎に挑む 霊性とマンダラ
会期:2022年6月25日(土)~2022年8月28日(日)
開館時間:9時30分〜17時(入館16時30分まで)
観覧料 :一般=1,000円、高・大学生・65 歳以上=800円、中学生以下無料
川崎市岡本太
住所:川崎市多摩区枡形7丁目1−5
電話番号:044-900-9898
開館時間:9時30分〜17時
休館日:月曜日
アクセス:小田急線 向ヶ丘遊園駅から徒歩17分
公式サイト:川崎市岡本太郎美術館